稲留神社
福岡県糸島市にある神社
稲留神社(いなどめじんじゃ)は、福岡県糸島市志摩稲留にある神社。祭神は瓊瓊杵尊、伊弉諾尊、伊弉册尊[2]。2014年(平成26年)12月に改修が行われた。庚申石2体(猿田彦命)が鎮座する[2]。
稲留神社 | |
---|---|
狛犬と拝殿 | |
所在地 | 福岡県糸島市志摩稲留441番地1 |
位置 | 北緯33度35分17.332秒 東経130度10分19.747秒 / 北緯33.58814778度 東経130.17215194度座標: 北緯33度35分17.332秒 東経130度10分19.747秒 / 北緯33.58814778度 東経130.17215194度 |
主祭神 | 瓊瓊杵尊、伊弉諾尊、伊弉册尊 |
社格等 | 旧村社[1] |
創建 | 建久年間(詳細不明) |
例祭 | 10月19日 |
主な神事 | 歳旦祭、鷽替祭、千度潮井祭、輪越祭、風止籠祭、敬老祭、風止御礼籠祭、宮座祭 |
地図 |
歴史 編集
創建 編集
古来の伝説によれば、鎌倉時代の建久年間に原田種直の家臣が鎮祭したという[2]。種直は大宰少弐に任命されたが、平家に仕えて忠節であったため、源頼朝に召し捕られて籠居させられた。その家臣に山田という者がおり、家の没落を嘆き他家に仕えず、志摩郡火山(ひやま)の麓に一家を営み「稲留」の姓を名乗り農夫となった。家臣は小さな家屋を建て、主人の武運を天神地祇に祈った。これが稲留神社の起源となる。なお、家臣の末裔には稲留布賢という者がおり、非常に博学であったという。
沿革 編集
祭神 編集
祭神は次の3柱[2]。表記は掲示板によった。
- 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
- 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
- 神世七代の7代目。
- 伊弉册尊(いざなみのみこと)
- 神世七代の7代目。
このほか、広く神世七代・地神五代も祀っている。境内には庚申石が2体鎮座しており、猿田彦命も祀られている。また、稲留神社は菅原道真の直筆一通を蔵している。
祭祀 編集
年間祭祀は以下の通り[2]。
境内 編集
社殿は、拝殿と天満宮(末社)からなる。境内には藤棚のそばに庚申石が2体鎮座する。
ギャラリー 編集
-
門柱
-
掲示板
-
参道
-
狛犬(阿形)
-
狛犬(吽形)
-
手水鉢
-
灯籠
-
灯籠
-
拝殿
-
本坪鈴
-
藤棚
-
蘇鉄
-
石の置物
現地情報 編集
所在地 編集
交通アクセス 編集
最寄り駅[1]
最寄のバス停・路線[1]
- 稲留バス停(船越・野北線)から徒歩3分
- 東小金丸バス停(船越・野北線)から徒歩10分
- 師吉荘前バス停(船越・野北線)から徒歩15分