筒賀駅(つつがえき)は、広島県山県郡筒賀村(現在は安芸太田町)中筒賀に存在した西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線廃駅)である。

筒賀駅
駅舎(2003年8月)
つつが
Tsutsuga
上殿 (2.1 km)
(2.1 km) 土居
地図
所在地 広島県山県郡筒賀村中筒賀字東1208
北緯34度33分52.39秒 東経132度15分19.28秒 / 北緯34.5645528度 東経132.2553556度 / 34.5645528; 132.2553556座標: 北緯34度33分52.39秒 東経132度15分19.28秒 / 北緯34.5645528度 東経132.2553556度 / 34.5645528; 132.2553556
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 可部線
キロ程 54.1 km(横川起点)
電報略号 ツカ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
20人/日(降車客含まず)
-2002年-
開業年月日 1969年昭和44年)7月27日[1][2]
廃止年月日 2003年平成15年)12月1日
備考 路線廃止にともなう廃駅。
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可部線非電化区間(可部 - 三段峡間)の廃線に伴い、2003年(平成15年)12月1日に廃止された。

歴史 編集

当駅の開業前にも筒賀駅が存在したが、開業直前に田之尻駅に改称した。

年表 編集

駅名の由来 編集

駅所在地の村の名前(広島県山県郡筒賀村)から。

駅構造 編集

 
ホーム(2003年8月)

島式ホーム1面2線を持つ地上駅。当初は交換設備を使用していたが、晩年は加計 - 三段峡間のスタフ閉塞化により実質棒線化され、南側の線路のみ使用されていた。

駅舎があり簡易委託駅で、車内発券端末で乗車券を発売していた。改札口を抜けると階段で築堤に登り、上り線(北側)を渡り西側からホームに上っていた。

駅周辺 編集

駅の北側を太田川支流の筒賀川が流れ、筒賀川の北側を国道186号国道434号重用)が通っており、駅と国道186号は筒賀村(現:安芸太田町)道で結ばれている。駅の裏側(南側)を広島県道303号上筒賀筒賀停車場線が通っており、更にその南を中国自動車道が通っている。駅の南西には中国自動車道筒賀PAがある(広島県道303号上筒賀筒賀停車場線の路線名称については後述)。

筒賀村側の強い要望の結果、上殿 - 土居間の経路は筒賀村中心部を通るようになったのだが、筒賀村役場(現:安芸太田町役場筒賀支所)や筒賀村立(現:安芸太田町立)筒賀小学校、筒賀村立筒賀中学校(現:安芸太田町立安芸太田中学校)は駅の西1km前後の場所にある。

現状 編集

駅舎、プラットホーム、駅付近のレールなどはすべて解体・撤去された。駅周辺の線路の一部は町道となっている[4]

駅舎と盛土上のホームを結んでいた階段は残されている。

隣の駅 編集

西日本旅客鉄道(JR西日本)
可部線
上殿駅 - 筒賀駅 - 土居駅

脚注 編集

  1. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、283頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 「27日から営業開始」『交通新聞』交通協力会、1969年7月16日、1面。
  3. ^ “通報”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1985年2月1日) 
  4. ^ 旧筒賀駅、線路跡は町道に変わった 存続活動で見せた住民の熱意【廃線20年 可部線今昔】”. 中国新聞. 2024年1月4日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集