節理

岩体に発達した規則性のある割れ目のうち、両側にずれの見られないもの

節理(せつり、: joint[1])とは、岩体に発達した規則性のある割れ目のうち、両側にずれの見られないものをいう。マグマ等が冷却固結する際や地殻変動の際に生じる。

なお、割れ目の両側にずれが見られる場合は断層になる。

柱状節理 編集

柱状節理(ちゅうじょうせつり)は、岩体が状になった節理。六角柱状のものが多いが、五角柱状や四角柱状のものもある。玄武岩質の岩石によく見られ、マグマの冷却面と垂直に発達する。

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日本国内 編集

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近畿地方 編集
中国四国地方 編集
九州地方 編集

海外 編集

放射状節理 編集

放射状節理(ほうしゃじょうせつり、: radial joint)は、割れた岩体が放射状になっている節理。玄武岩質の岩石によく見られる。

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板状節理 編集

板状節理(ばんじょうせつり、: platy joint)は、岩体が状になった節理。安山岩質の岩石によく見られ、マグマの冷却面と平行に発達する。

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方状節理 編集

方状節理(ほうじょうせつり、: cubic joint)は、岩体が直方体状になった節理。花崗岩のような深成岩によく見られる。

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脚注 編集

  1. ^ 文部省 編『学術用語集 地学編日本学術振興会、1984年、129頁。ISBN 4-8181-8401-2http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi 

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集