紀 弓張(き の ゆみはり、生没年不詳)は、飛鳥時代の人物。姓は朝臣。冠位は直広肆。
朱鳥元年(686年)天武天皇の殯宮で、刑官(刑部省)について誄(弔辞)を述べた直広参・当麻智徳に次いで、弓張は民官(民部省)について誄を述べた[1]。
持統天皇6年(692年)伊勢行幸が行われた際、浄広肆・広瀬王や直広参・当麻智徳らとともに、飛鳥浄御原宮の留守官に任ぜられている。
『日本書紀』による。