膝蓋骨(しつがいこつ、: Patella)は、三角形ので、大腿骨に繋がっており、の前面を保護している。人体の中では最も大きな種子骨である。その形状から、膝の皿とも呼ばれる。

骨: 膝蓋骨
膝蓋骨(正面)
名称
日本語 膝蓋骨
英語 Patella
ラテン語 Patella
画像
アナトモグラフィー 三次元CG
関連情報
MeSH Patella
グレイ解剖学 書籍中の説明(英語)
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膝蓋骨は大腿四頭筋に付着している。大腿四頭筋は収縮することで膝をまっすぐにする筋肉で、このうちの中間広筋が膝蓋骨底に付着している。また外側広筋腱と内側広筋腱がそれぞれ膝蓋骨の外側縁、内側縁に付着する。

膝蓋骨の主要な機能は、膝を伸縮することにある。膝蓋骨は腱が大腿骨を動かす際に、てこのような役割を果たすのである。

膝蓋骨は2歳から6歳頃までの間に骨化するが、先天的理由もしくは再生不良が原因で膝蓋骨が無い人もいる。また分裂膝蓋骨を持つ人は人口の約2%程度いるとされるが、通常は自覚症状を持たない。

関連項目 編集

外部リンク 編集

  • 膝蓋骨 - 慶應医学部解剖学教室 船戸和弥