自動車アセスメント (日本)
自動車アセスメント(じどうしゃアセスメント)は、日本で実施されている自動車の安全性の評価。アメリカで実施されているNCAPの日本版であることから、JNCAPとも呼ばれる。
概要
1995年以降の毎年度、日本で市販されている自動車の安全性を評価して結果を公表している。アメリカで実施されているNCAPを参考としてユーザーの安全な車選びの補助と安全な車の普及促進を目的として開始された。開始当時は自動車事故対策センターが実施の主体で、その後組織が自動車事故対策機構(NASVA)に組み換えられたが、評価項目の追加以外は大きな変更無く受け継がれている。また、チャイルドシートついても、安全性を評価している。
評価結果をまとめたパンフレットをNASVA支所、国土交通省運輸支局、及び、検査登録事務所等で配布しているが、ユーザーが入手しやすいとは言い難い。
評価項目
衝突安全性能試験
- 3種類の衝突試験を実施し、総合して6段階で評価結果を公表している
- フルラップ前面衝突試験
- オフセット前面衝突試験
- 側面衝突試験
歩行者頭部保護性能試験
- 試験結果を、5段階で評価結果を公表している。(試験ごとの評価で、総合評価では無い)
ブレーキ性能試験
- 試験結果を、停止距離で公表している。
評価の公表まで
年度単位で、評価結果が公表される。
1) 自動車事故対策機構が試験車種を決定。
試験する車種は、日本で発売されていて販売台数が多い(予想も含む)モデルの中で、過去に評価されていないモデルを主体に選ばれる。この時、カーメーカーが希望した場合には、メーカーの費用負担で試験するモデルを追加することができる。
2) 評価試験
3) 公表
試験結果を手順に従って評価した結果を公表する。モデルチェンジ等でユーザーが入手不可能となったモデルは、公表が中止される。
年表
自動車事故対策センター
- 1995年度 自動車アセスメント開始
- 評価項目は、フルラップ前面衝突試験とブレーキ性能試験。フルラップ前面衝突試験は4段階評価、ブレーキ性能試験は停止距離で評価されて、公表された。8社のメーカーから、排気量1500ccクラスの小型乗用車が1モデルずつ選ばれた。
- 1996年度 フルラップ前面衝突試験の評価が6段階に変更。前年度の評価も6段階(AAA~D)に変更されて公表された。
- 1999年度 側面衝突試験が項目に追加。評価は5段階(A~E)で公表。
- 2000年度 オフセット前面衝突試験が項目に追加。衝突安全性能試験の評価方法が変更されると共に、★の数の6段階で公表。
自動車事故対策機構
- 2003年度 歩行者頭部保護性能試験が項目に追加。評価は5段階で公表される。
- 自動車アセスメントグランプリ賞
- 2007年:トヨタ・エスティマ
- 2008年:スバル・インプレッサ
- 2009年:トヨタ・アルファード、トヨタ・ヴェルファイア(これら2車種は姉妹車関係で同時受賞)
- 2010年:スバル・レガシィ
- 2011年:該当車なし(日産・エルグランドが衝突安全性能試験の結果が最も評価が高かったものの、歩行者頭部保護性能試験の結果が4だったため)