自由民主党選挙対策委員長
自由民主党選挙対策委員長(じゆうみんしゅとうせんきょたいさくいいんちょう)は、かつて自由民主党に存在した役員職で、国政選挙に関する実務を担当した。組織的には、自民党総裁直属の役職であった。
概説
従来、選挙対策を担う役職は幹事長の下に置かれた総務局長であった。これは、幹事長の意思に基づいて公認権などの選挙実務を実行する役職であったが、2006年の安倍晋三総裁就任に伴う党役員人事の際、「選挙対策総局長」に名称が変更され、事実上党三役に準ずる役職に格上げされた(初代は谷津義男)。
そして2007年9月24日の福田康夫総裁就任に伴って「選対委員長」として総裁直属の役職に格上げされ、幹事長、総務会長、政調会長と並ぶ「自民党四役」として位置づけられることになった。これは、福田総裁誕生への流れを作った古賀誠のために執られた措置であると見られ、事実上幹事長から選挙の権限を奪う形になった。なお、選挙対策委員長の上位に選挙対策本部長が置かれており、同職は総裁が兼任する。
2009年9月29日、選挙対策委員長は選挙対策局長へと名称が再び変更された。事実上の格下げとなり、党四役は以前同様党三役となった[1]。
四役という位置づけ
自民党は1955年の結党以来幹事長、政調会長、総務会長の党三役体制で来た。今までも場合によって特定の役職を加えて「党四役」「党五役」「党七役」と呼ばれることがあった(下記参照)が、それらの役職は非常設か三役より格下のものであった。
選対委員長が新設されたことで、常設の党最高幹部として位置づけられることになったが、上述のとおり選挙対策委員長は名称が変更されて格下げとなり、再び党三役体制が常設となった。
歴代選挙対策委員長
(選挙対策総局長)
| 自由民主党選挙対策総局長 | |||
| 代 | 局長名 | 在任期間 | 所属派閥 |
| 1 | 谷津義男 | 2006年-2007年 | 伊吹派 |
| 2 | 菅義偉 | 2007年 | 古賀派 |
| 自由民主党選挙対策委員長 | |||
| 代 | 委員長名 | 在任期間 | 所属派閥 |
| 1 | 古賀誠 | 2007年-2009年 | 古賀派 |
| 代行 | 細田博之[2][3] | 2009年 | 町村派 |
| 自由民主党選挙対策局長 | |||
| 代 | 局長名 | 在任期間 | 所属派閥 |
| 1 | 二階俊博 | 2009年-2010年 | 二階派 |
| 2 | 河村建夫 | 2010年- | 伊吹派 |
脚注
- ^ “自民幹事長に大島氏、石破氏が政調会長に 新3役決まる” (2009年9月29日). 2009年9月29日閲覧。
- ^ “自民党:選対委員長は事実上空席に 幹事長が代行” (2009年7月16日). 2009年8月3日閲覧。
- ^ “細田幹事長が事実上兼務 自民選対、古賀氏慰留続く” (2009年7月15日). 2009年8月3日閲覧。
関連項目
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