西帰浦市

韓国・済州特別自治道の市

西帰浦市(ソギポし)は、大韓民国済州特別自治道の南半分を占める、韓国最南端の都市。行政市であり、自治権を有しない。

済州特別自治道 西帰浦市
天地淵瀑布
位置

西帰浦市の位置
各種表記
ハングル: 서귀포시
漢字: 西歸浦市
日本語読み仮名: せいきほ し
片仮名転写: ソギポ=シ
ローマ字転写 (RR): Seogwipo-si
統計(2023年
面積: 871.56 km2
総人口: 183,598[1]
男子人口: 92,415 人
女子人口: 91,183 人
行政
国: 大韓民国の旗 大韓民国
上位自治体: 済州特別自治道
下位行政区画: 12洞
行政区域分類コード: 39020
西帰浦市の木: ツバキ
西帰浦市の花: ラン
西帰浦市の鳥: メジロ
自治体公式サイト: 西帰浦市
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西帰浦市庁舎

地理 編集

済州島の南部にあり、北側は済州市漢拏山に接し、南側は朝鮮海峡五島列島を臨む。五島列島とはわずか180キロメートルの距離である。

属する島など 編集

  • 加波島
  • 馬羅島
  • 離於島 - 水中暗礁で、韓国によりヘリ離着陸場を含む海上科学基地が設置されている。かつては島として領有権を主張していた時期もあった。

歴史 編集

  • 朝鮮王朝時代 - 旌義郡大静郡東左面と呼ばれる。
  • 1914年4月1日 - 済州郡右面・左面と改編される。
  • 1935年4月1日 - 右面が西帰面に、左面が中文面にそれぞれ改称。
  • 1946年8月1日 - 済州島で道制が実施され、南済州郡西帰面・中文面となる。
  • 1956年7月8日 - 西帰面が西帰に昇格。
  • 1981年7月1日 - 南済州郡西帰邑・中文面が合併し、西帰浦市が発足。
  • 2006年7月1日 - 西帰浦市・南済州郡が合併し、行政市の西帰浦市が発足(3邑2面)。

行政 編集

 
行政区域図
 
中心市街地の行政区域図

行政区域 編集

行政洞・邑・面 法定洞・法定里
大倫洞 法還洞、西好洞、好近洞
大川洞 江汀洞、道順洞、瀛南洞、月坪洞
東烘洞 東烘洞
西烘洞 西烘洞
松山洞 西帰洞、甫木洞、吐坪洞、東烘洞
霊泉洞 吐坪洞、上孝洞
猊来洞 穡達洞、上猊洞、下猊洞
正房洞 西帰洞
中央洞
中文洞 大浦洞、中文洞、河源洞、廻水洞
天地洞 西帰洞、西烘洞
孝敦洞 新孝洞、下孝洞
大静邑 下摹里、上摹里、東日里、日果里、武陵里、加波里、九億里、保城里、新桃里、新坪里、安城里、永楽里、仁城里
城山邑 古城里、蘭山里、三達里、城山里、水山里、始興里、新山里、新陽里、新川里、新楓里、吾照里、温平里
南元邑 南元里、水望里、新礼里、新興里、為美里、衣貴里、太興里、下礼里、漢南里
表善面 細花里、城邑里、兎山里、加時里、表善里、下川里
安徳面 柑山里、広坪里、大坪里、徳修里、東広里、沙渓里、上倉里、上川里、西広里、倉川里、和順里

警察 編集

観光 編集

西帰浦は年間400万人以上が訪れる国際的な観光地で、リゾートとして人気が高い。

市内は豊かな自然が広がり、漢拏山や海岸には数多くの絶景スポットがある。また、沖合いの島や海岸を見学できる遊覧船潜水艦も就航されている。

西部の中文観光団地は韓国一の観光集積地で、多くの観光施設、名勝を抱えている。

観光施設 編集

  • テディベア・ミュージアム
  • 如美地植物園
  • 奇堂美術館
  • 李仲燮展示館
  • 韓国野球名誉の殿堂
  • 中文民俗博物館
  • パシフィックランド
  • ハローキティアイランド

名所 編集

スポーツ 編集

温暖な気候や競技施設が充実していることもあり、国内外のスポーツ大会が多く開催されている。済州ワールドカップ競技場は2002年のFIFAワールドカップの会場になった。

また、観光地ということで、ゴルフ乗馬マリンスポーツなども盛んに行われている。

友好都市 編集

脚注 編集

外部リンク 編集