谷村町駅

日本の山梨県都留市上谷にある富士山麓電気鉄道の駅

谷村町駅(やむらまちえき)は、山梨県都留市上谷一丁目にある富士山麓電気鉄道富士急行線駅番号FJ07。副駅名は「谷村城下町」(やむらじょうかまち)[1]

谷村町駅
駅舎(2017年3月)
やむらまち
YAMURAMACHI
(谷村城下町)
FJ06 都留市 (0.8 km)
(1.2 km) 都留文科大学前 FJ08
地図
所在地 山梨県都留市上谷一丁目2-8
北緯35度33分2.06秒 東経138度54分16.80秒 / 北緯35.5505722度 東経138.9046667度 / 35.5505722; 138.9046667座標: 北緯35度33分2.06秒 東経138度54分16.80秒 / 北緯35.5505722度 東経138.9046667度 / 35.5505722; 138.9046667
駅番号 FJ07
所属事業者 富士山麓電気鉄道
所属路線 富士急行線(正式には大月線)
キロ程 9.4 km(大月起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
687人/日
-2015年-
開業年月日 1929年昭和4年)6月19日
備考
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改札口(2009年6月)
ホーム(2009年6月)
勝山城から見下ろす(2007年5月)

歴史 編集

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。上下列車の行き違いが行われることもある。線路はほぼ南北に走り、その東側に木造駅舎を有する。

駅舎に接するホームには1番のりば、そうでないホームには2番のりばが設けられている。2つのホームの都留文科大学前方の端は共に緩やかな坂となっており、これを下ったところを結ぶ構内踏切(遮断機・警報機つき)がある。

駅舎は大きな木造平屋建てで屋根には風見鶏がある。内部には大きな待合所と窓口、簡易Suica改札機が設けられているほか、タクシー会社の事務所と定食屋が入っている。待合所の定食屋に接する辺りには使われなくなった立ち食いのカウンターが掲示板でふさがれながらも残っている。かつては直営駅であったが1978年昭和53年)から業務委託駅となり、自動券売機の設置が無いので切符は窓口で購入する。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先 備考
1 富士急行線 下り 富士山富士急ハイランド河口湖方面  
上り 大月東京甲府方面 通常はこのホーム
2 主に行違い時

駅舎側の1番線を主本線とした一線スルーとなっており、行違いがない場合は基本的に両方向とも1番線ホームに発着する。2番線は対向列車(不定期列車を含む)との行違いを行う上り列車が入線する。

利用状況 編集

2015年度(平成27年度)の1日平均乗降人員は687人である[6]

年度 1日平均

乗降人員

2013年 499
2014年
2015年 687

駅周辺 編集

都留市の中心部・谷村地域にある駅。谷村は江戸中期まで城下町として栄え、桂川の対岸に当たる城山には勝山城など中近世の遺構も残されている。都留市役所が駅の北100メートルほどのところにあり大変近くなっているほか、駅周辺には谷村城下町の面影をわずかに残す谷村の町並みが広がっている。

駅前の城南公園にはかつてこの地に逗留したことがあるとされる、松尾芭蕉の句碑が建立されている。かつては都留文科大学の最寄り駅であったが都留文科大学前駅の開業によりその役目を明け渡した。

バス路線 編集

駅前の谷村町駅バス停と、駅から東に約200メートルの国道139号上の谷村町駅入口バス停から路線バスが発着している。また、下記以外にも予約型乗合タクシー「つる~と東桂」が利用できる(事前に電話予約が必要)。

運行事業者 行先 備考
谷村町駅
富士急バス 道の駅つる線:道の駅つる山梨県立リニア見学センター / 都留文科大学前駅  
谷村町駅入口
富士急バス
  • 月夜野
  • 道坂隧道
  • 菅野上
  • 谷村町駅
  • 健康科学大学前
  • 都留市立病院前
  • 都留市駅
  • 市内循環(左回り):都留市駅
  • 市内循環(右回り):都留市立病院前
  • 道の駅つる線:道の駅つる・山梨県立リニア見学センター / 都留文科大学前駅
  • 月夜野行きは平日2本のみ運行
  • 道坂隧道行きは4月 - 11月(8月を除く)の土休日1本のみ運行
  • 健康科学大学前行きと都留市立病院前行きは平日1本のみ運行
  • 「市内循環」は3本のみ運行

その他 編集

隣の駅 編集

富士山麓電気鉄道
富士急行線
都留市駅 (FJ06) - 谷村町駅 (FJ07) - 都留文科大学前駅 (FJ08)

脚注 編集

  1. ^ a b 富士急行線「谷村町駅」に副駅名<谷村城下町> 2021年9月1日(水)より導入』(PDF)(プレスリリース)富士急行、2021年8月25日。 オリジナルの2021年9月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210901112129/https://www.fujikyu.co.jp/data/news_pdf/pdf_file2_1629888682.pdf2021年9月1日閲覧 
  2. ^ 富士急行線「Suica」サービスの開始について 〜平成27年3月14日(土)より、首都圏から富士山エリアへ、1枚のICカードでお越しいただけます。〜』(PDF)(プレスリリース)富士急行、2014年12月19日。 オリジナルの2017年10月27日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171027113526/http://www.fujikyu.co.jp/data/news_pdf/pdf_file2_1419208394.pdf2020年11月8日閲覧 
  3. ^ 富士急行線谷村町駅の副駅名が決定しました!”. 都留市 (2021年7月30日). 2021年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月3日閲覧。
  4. ^ 山梨県都留市と富士急行 富士急行線谷村町駅、副駅名を募集 SDGs推進に係る連携協定事業』(PDF)(プレスリリース)富士急行/都留市、2021年6月30日。 オリジナルの2021年7月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210701030214/http://www.fujikyu.co.jp/data/news_pdf/pdf_file2_1625049445.pdf2021年7月1日閲覧 
  5. ^ 会社分割による鉄道事業の分社化に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)富士急行、2021年4月28日。 オリジナルの2021年4月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210429000720/https://www.fujikyu.co.jp/soumu/investors/pdf/202104bunsya.pdf2021年4月29日閲覧 
  6. ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ

関連項目 編集

外部リンク 編集