赤岳(あかだけ)は、飛騨山脈に位置する、標高2,900メートルの山。富山県富山市長野県大町市の境に位置する。

赤岳
水晶岳から見た赤岳(中央)
標高 2,900 m
所在地 日本の旗 日本
富山県富山市長野県大町市
位置 北緯36度25分10秒 東経137度36分30秒 / 北緯36.41944度 東経137.60833度 / 36.41944; 137.60833座標: 北緯36度25分10秒 東経137度36分30秒 / 北緯36.41944度 東経137.60833度 / 36.41944; 137.60833
山系 飛騨山脈
プロジェクト 山
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概要 編集

飛騨山脈の主稜線上、水晶岳赤牛岳裏銀座の分岐点に位置する。

山頂には水晶小屋が建っており、縦走の大事な中間点となっている。

山頂では強風が吹くことが多く、危険であるため水晶小屋のテント場は存在しない。

この山を目的地にすることは少ない。

山名は、山肌が赤いことからそう呼ばれ[1]、また古くには水晶岳の古名「中岳剣」に対し、「中岳」と呼ばれていた。奥山廻りの石黒信由の『三州測量図籍』という1835年天保6年)の記録に記載されていた。

登山 編集

  • ワリモ北分岐 - 山頂(40分)
    雲ノ平鷲羽岳との分岐から行くルート。全体的に緩やかなものの、山頂手前は傾斜が急となっている。
  • 水晶岳 - 山頂(20分)
    水晶岳から行くルート。水晶岳付近では急傾斜な道であり、岩場もあるので、注意が必要。
  • 真砂岳(竹村新道分岐) - 山頂(2時間)
    真砂岳直下の分岐点から行くルート。急な道が多く、東沢乗越までには岩場も存在する。

周辺の山 編集

脚注 編集

  1. ^ 『日本の山1000』山と渓谷社、1992年、406頁。ISBN 4-635-09025-6