酸棗仁湯(さんそうにんとう)は漢方方剤のひとつ。出典は『金匱要略[1]

ツムラ酸棗仁湯エキス顆粒(医療用)
ツムラ酸棗仁湯エキス顆粒(医療用)

効果・効能 編集

体力が低下した人で、心身が疲れて不眠精神不安などを訴える場合に用いる[2][3]

適応症 編集

不眠症[4]神経症嗜眠自律神経失調症[2]

組成 編集

酸棗仁10、茯苓5.0、知母3.0、川芎3.0、甘草1.0[5]


慎重投与 編集

次の患者には慎重に投与する[5]

  1. 胃腸の虚弱な患者
  2. 食欲不振、悪心嘔吐のある患者

相互作用 編集

併用注意 編集

次の薬剤との併用により、偽アルドステロン症ミオパシーが出現しやすくなる[5]

  1. 甘草含有製剤
  2. グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤

副作用 編集

次の副作用がある[5]

重大な副作用 編集

偽アルドステロン症、ミオパシー

その他 編集

食欲不振、胃部不快感、悪心腹痛下痢

注意事項 編集

高齢者は生理機能が低下し、妊産婦、小児は安全性が未確立であり、注意が必要である[5]

製薬会社 編集

脚注 編集

外部リンク 編集