鈴木 隆雄(すずき たかお、1939年3月12日 - )は、元警察庁科学警察研究所所長警察庁声紋鑑定を導入した初期から携わっていた技官

略歴 編集

専門分野 編集

加入学会 編集

留学 編集

鑑定実績等 編集

  • 吉展ちゃん誘拐殺人事件 - 1963年(昭和38年)3月31日(届出の関係で公式には4月1日)、東京都台東区入谷南公園で発生した事件。同年4月25日に犯罪捜査史上初めて、誘拐犯人の声がテレビ、ラジオで放送された。事件発生後2か月半たった同年6月下旬頃、警視庁の捜査担当者から警察庁科学警察研究所に音声鑑定出来ないかと話が持ち込まれた。当時、物理研究室にいた技官の鈴木が科学捜査部長室に呼ばれ、警視庁の捜査官から相談を受けた。この時点で科学警察研究所には、音声分析をする技術も機器もなかった。そこで鈴木は、当時の電電公社電気通信研究所を訪ねて、音声を周波数分析していわゆる声紋(音声スペクトログラム)に描くソナグラフという装置を見せてもらった。その後、1964年(昭和39年)に科学警察研究所でソナグラフを購入して、音声分析の実質的な研究をスタートさせた。よって当事件には科学警察研究所は一切タッチしていない。のちに犯人を特定する上で手がかりとなった音声鑑定は、東京外国語大学の秋山和儀によっておこなわれたものである。

その他 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集