間沢駅

かつて日本の山形県西川町にあった山形交通の鉄道駅

間沢駅(まざわえき)は、かつて山形県西村山郡西川町にあった山形交通三山線の終着駅だったである。開業当初は周辺鉱山からの貨物取扱い、戦後高度成長期(昭和30-40年代)に当駅から月山スキー客が向かった重要な駅であった。

間沢駅
まざわ
Mazawa
西海味 (1.7 km)
地図
所在地 山形県西村山郡西川町
北緯38度25分48.4秒 東経140度7分54.1秒 / 北緯38.430111度 東経140.131694度 / 38.430111; 140.131694座標: 北緯38度25分48.4秒 東経140度7分54.1秒 / 北緯38.430111度 東経140.131694度 / 38.430111; 140.131694
所属事業者 山形交通
所属路線 三山線
キロ程 11.4 km(羽前高松起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1928年昭和3年)9月17日
廃止年月日 1974年(昭和49年)11月18日
備考 路線廃止に伴い廃駅
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歴史 編集

駅構造 編集

本線は単式ホーム1面1線。駅構内には三山線の車両基地である三山電車庫が併設されていた[1]

駅周辺 編集

駅周辺部は西川町の中心街をなすところであったため、商店や食事処が多く建っていた。当駅前(跡)には山菜料理専門店の出羽屋などがある。

廃線後の状況 編集

1974年(昭和49年)に全区間が廃止されたのちは、山形交通三山営業所(現、間沢待合所)としてしばらくは当時の建物と線路を剥いだだけの敷地を利用して山形 - 鶴岡間などのバスの停留所として利用されていた。また、待合室には三山電鉄のレール、架線ケーブルやタブレットなどが暫くの間展示されていた。昔は町の主要産業の1つであったニット製品がガラスキャビネットの中に展示されていたこともある。

山形自動車道開通前は特急バスも停車する重要な停留所であったが、同高速の開通や建物の老朽化により、1995年平成7年)頃に建物の取り壊し、周辺道路の拡幅、町の衰退などにより周辺を含めた駅当時の面影はない。

隣の駅 編集

山形交通
三山線
西海味駅 - 間沢駅

脚注 編集

  1. ^ 昭和の終着駅 東北篇(交通新聞社 2017年6月)p.116 - 119

関連項目 編集