音の本棚(おとのほんだな)は、1976年4月1日から1979年6月29日まで毎週月曜日 - 金曜日にFM東京系列で放送されていたラジオ番組。小説などの文学作品を中心にラジオドラマ化し全847回放送された。

概要 編集

放送当初はラジオドラマだけであったが、途中から小池朝雄がナビゲーターとして、番組冒頭の導入部とドラマ終了時のホスト役を担当する形式になった。放送作品にはエンターテインメント作品を中心に国内外の長編/短編小説を原作として脚色したものが多く、漫画や落語なども題材として取り上げたが、書き下ろしのドラマは少なかった。基本は1週間単位のシリーズ構成で、長編作品は5話、短編は1話ずつ5作品という編成が典型だった(一部に2話+3話といった変則的な構成もある)。第1回放送は木曜日、第2回放送は金曜日であったため、初回の週だけは2話放送された。使用音楽もオリジナルではなく、既成の楽曲をBGMに流用しているが、エピソードごとにテーマ曲相当の曲を決め、場面転換時やエンディング等で長く聞かせる演出も特徴的だった。主要曲はエンディングクレジットで紹介された。サントリー単独提供で、CMもラジオドラマ仕立てのものが多く放送された。テーマ曲には映画『カサブランカ』の「時の過ぎ行くままに」が使われた。

放送時間帯 編集

おもな放送作品 編集

ほか

おもな出演者 編集

小池が設立の中心的な役割を担った劇団昴の若手俳優が多く起用されたほか、主にゲストとしてベテラン声優/俳優も多く出演した。

ほか

放送データ 編集