高城 丈二たかぎ じょうじ1936年12月3日 ? )は、日本の元俳優・元歌手。本名・清水嘉美(しみず よしみ)。

来歴・人物 編集

大阪府豊中市出身。大阪府立北野高等学校卒業。デビュー当時の芸名は若杉 啓二わかすぎ けいじ)。その風貌から和製ジュリアン・ソレルと称された[1]。その後輸血によって肝炎を患い、闘病生活を余儀なくされた事により、俳優業を自ら退いた。その後は実業家に転じている[2]。芸能界引退後は、テレビ番組の出演依頼やマスコミの取材には一切応じなかった。 没年月日は不明だが、既に死去している。

37階の男』(1968年、東宝 / 日本テレビ)で共演した中丸忠雄の証言によると、この当時俳優として人気絶頂だった高城は、撮影現場で不遜な態度で振る舞っており、撮影現場等での日常的な遅刻や、相手役の俳優を「あいつ」呼ばわりするなど、共演者やスタッフからの悪評を買っていた。しかしその後、大病を経てから腰の低いやさしい性格に変わっていったという。 [3][出典無効]

出演作品 編集

映画 編集

  • 真昼の罠(1960年、松竹
  • (1961年、松竹)
  • 痛快太郎(1961年、松竹)
  • 斑女(1961年、松竹)
  • 社長と女秘書 全国民謡歌合戦(1963年、大蔵映画
  • ならず者(1964年、東映
  • 孤独(1964年、松竹)
  • 悪魔のようなすてきな奴(1965年、東映)
  • 無宿者仁義(1965年、東映)
  • 流れ者仁義(1965年、東映)
  • ギャング頂上作戦(1965年、東映)
  • 北海の暴れ竜(1966年、東映)
  • 夜のひとで(1967年、松竹)
  • 藤猛物語 ヤマト魂(1968年、日活
  • 明治血風録 鷹と狼(1968年、日活)
  • あぶく銭(1970年、大映
  • 姿三四郎(1970年、松竹)
  • 若き日の講道館(1971年、大映)
  • 海兵四号生徒(1971年、大映)
  • 新座頭市物語 折れた杖(1972年、東宝
  • 暗黒街のドラゴン 電撃ストーナー(1974年、ゴールデン・ハーベスト※香港映画(共演:ジョージ・レーゼンビー、アンジェラ・マオ他、配給:東映洋画)
  • 天保水滸伝 大原幽学(1976年、富士映画

テレビドラマ 編集

レギュラー出演 編集

ゲスト・単発出演 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 東映の友 1965年6月号 29頁。
  2. ^ 1980年以降の活動実績は途絶えている。
  3. ^ 生声(3)”. 中丸忠雄全仕事. 2014年6月7日閲覧。

外部リンク 編集