鹿児島県道291号松元川辺線

日本の鹿児島県の道路

鹿児島県道291号松元川辺線(かごしまけんどう291ごう まつもとかわなべせん)は、鹿児島県鹿児島市から南九州市に至る一般県道である。

一般県道
鹿児島県道291号標識
鹿児島県道291号 松元川辺線
一般県道 松元川辺線
地図
総延長 33.413 km[1]
陸上区間 33.413 km[1]
制定年 1958年昭和33年)11月1日
起点 鹿児島県鹿児島市上谷口町北緯31度36分17.9秒 東経130度26分12.5秒 / 北緯31.604972度 東経130.436806度 / 31.604972; 130.436806 (県道291号起点)
主な
経由都市
日置市
終点 鹿児島県南九州市川辺町両添【北緯31度23分41.7秒 東経130度24分27.2秒 / 北緯31.394917度 東経130.407556度 / 31.394917; 130.407556 (県道291号終点)
接続する
主な道路
記法
都道府県道24号標識
鹿児島県道24号鹿児島東市来線
都道府県道35号標識
県道35号永吉入佐鹿児島線
都道府県道22号標識
鹿児島県道22号谷山伊作線]
都道府県道20号標識
鹿児島県道20号鹿児島加世田線
南薩縦貫道
国道225号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

概要 編集

鹿児島市上谷口町(かつての日置郡松元町の中心部)を起点とし、途中日置市吹上町湯之浦今木場を経て南九州市川辺地域に至る一般県道である。

交通量は全線を通して少なく、一部区間では4 t以上の車両は通行が禁止されている[2]。最狭部は道幅2.2 mとなるほか、ガードレールのない区間も存在する。その他の区間に比べ、起点付近および終点付近は交通量が多い。

路線データ 編集

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史 編集

  • 1958年昭和33年)11月1日 - 日置郡上伊集院村大字上谷口字松元から川辺郡川辺町までを結ぶ区間が鹿児島県道松元川辺線として認定される[3]
  • 1972年(昭和47年)8月2日 - 路線番号決定公告により路線番号が291となる[4]

路線状況 編集

上谷口町付近の交通量は、鹿児島県道24号鹿児島東市来線鹿児島県道35号永吉入佐鹿児島線を結んでいることもあり、始点から鹿児島市立松元中学校付近まで交通量が多いが、そこから川辺方面への交通量は極端に減り、車線数も片側0.5車線になる。周辺は農村風景で、茶畑が多い。四元町より平田町までの区間は車両制限令に基づく鹿児島県告示「自動車の交通量がきわめて少ない道路の指定」により交通量の少ない区間と指定されている[5]。周辺は茶畑ではなく水田が広がる地帯でもある。また、自然が数多く残っている地帯でもある。

平田町より伊作峠までの区間は道幅が約3メートルと狭小で離合(車両のすれ違い)が困難であり、水気が多く見通しが悪い[2][6]。その後春山町中山町日置市吹上町与倉の境界にある伊作峠で鹿児島県道22号谷山伊作線に接続する。

吹上町方面に県道22号を約200 m進み、再び本道の続きがある。日置市吹上町与倉より、進行方向を南に進み南さつま市金峰町大坂で鹿児島県道20号鹿児島加世田線に接続する。その後沿線に金峰ダムが見え、カーブが連続し南九州市川辺町神殿付近で鹿児島県道19号鹿児島川辺線に接続し、すぐに南薩縦貫道(県道19号)の南九州神殿ICがある。これより南に進み国道225号の両添上交差点に突き当り、同交差点が終点となる。

重複区間 編集

交通量 編集

平日24時間交通量(台)(上下合計)[7]
測定場所 平成17年度
(2005年度)
平成22年度
(2010年度)
台数 混雑度
鹿児島市四元町 643 443 0.06
南さつま市・南九州市境 166 148 0.02

地理 編集

通過する自治体 編集

交差する道路 編集

交差する道路 市町村名 交差する場所
鹿児島県道24号鹿児島東市来線 鹿児島市 上谷口町 起点
鹿児島県道35号永吉入佐鹿児島線 重複区間起点
鹿児島県道35号永吉入佐鹿児島線 重複区間終点
鹿児島県道296号田之頭吹上線 平田町
鹿児島県道22号谷山伊作線 重複区間起点 中山町
鹿児島県道22号谷山伊作線 重複区間終点 日置市 吹上町与倉
鹿児島県道20号鹿児島加世田線 南さつま市 金峰町大坂
南薩縦貫道 南九州市 川辺町神殿 南九州神殿IC
国道225号 川辺町両添 両添上交差点 / 終点

沿線 編集

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  • 伊作峠(鹿児島市 - 日置市)

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 『平成20年度道路現況調書』 - 鹿児島県土木部道路維持課 P.15
  2. ^ a b 「バス横転10人けが 国分高生30人乗車 鹿児島市春山」『南日本新聞』2023年8月20日1面。
  3. ^ 昭和33年鹿児島県告示第772号(県道の路線の認定)
  4. ^ 路線番号決定公告(鹿児島県公報昭和47年8月2日付掲載)
  5. ^ ○自動車の交通量がきわめて少ない道路の指定 - 鹿児島県例規集 2012年1月3日閲覧。
  6. ^ 部員30人乗りバス横転 10人搬送 離合も困難な山道…「なぜこんな細い道を」保護者ら運行会社に戸惑い 鹿児島市『南日本新聞』2023年8月20日21面(新聞紙面の見出しは「「なぜこんな道を」高校部活バス横転 安全優先 業者利用 学校、保護者ら戸惑い」)
  7. ^ 平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表(鹿児島県)” (PDF). 国土交通省道路局. 2013年5月2日閲覧。

関連項目 編集