麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、漢方薬の1つ。出典は『金匱要略』。喉を潤し咳をしずめる効果があり、痰の少ない乾咳に用いる[1]。主薬が麦門冬であることから、麦門冬湯と名付けられた[2]

構成生薬 編集

適応 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 日本医師会『漢方治療のABC』医学書院〈生涯教育シリーズ, 28〉、1992年、Chapt.2。ISBN 4260175076 
  2. ^ 第7回 漢方処方解説(2)麦門冬湯

関連文献 編集

  • 宮田健「和漢薬理35年 -薬能の裏付けを求めて-」『日本東洋医学雑誌』第49巻第2号、日本東洋医学会、1998年、177-202頁、doi:10.3937/kampomed.49.177 

関連項目 編集

  • 五虎湯 - 黄色い粘い痰を伴う咳、発熱を伴うときに使用する。
  • 小青竜湯 - 湿性の咳嗽や喘息に使用する。