麻田 真浄(あさだ の まきよ、生没年不詳)は、奈良時代から平安時代初期にかけての貴族儒学者官位従五位下助教

経歴 編集

天平神護3年(767年称徳天皇大学寮行幸して釈奠を行った際に、真浄は直講として座主(行事の首座)を務め、従八位下から八階昇進して従六位下に昇叙された。

桓武朝初頭の延暦2年(783年従五位下に叙せられる。その後、主税助を経て延暦7年(788年大学博士に任ぜられるが、延暦10年(791年)岡田牛養に大学博士を譲り、真浄は助教となった。

延暦16年(797年内位の従五位下に至る。

官歴 編集

六国史』による。

参考文献 編集

  • 宇治谷孟『続日本紀 (中)』講談社講談社学術文庫〉、1992年
  • 宇治谷孟『続日本紀 (下)』講談社〈講談社学術文庫〉、1995年
  • 森田悌『日本後紀 (上)』講談社〈講談社学術文庫〉、2006年