P・J・タッカー

アメリカのバスケットボール選手 (1985-)

P・J・タッカー(P. J. Tucker)ことアンソニー・レオン・タッカー・ジュニア(Anthony Leon Tucker Jr.、1985年5月5日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ローリー出身のプロバスケットボール選手。NBAロサンゼルス・クリッパーズに所属している。ポジションは主にパワーフォワード

P・J・タッカー
P. J. Tucker
ヒューストン・ロケッツでのタッカー
(2019年)
ロサンゼルス・クリッパーズ  No.17
ポジション PF / SF
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 P. J.
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1985-05-05) 1985年5月5日(38歳)
出身地 ノースカロライナ州ローリー
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 111kg (245 lb)
ウィングスパン 206cm  (6 ft 9 in)
キャリア情報
高校 ウィリアム・G・エンロー高等学校
大学 テキサス大学
NBAドラフト 2006年 / 2巡目 / 全体35位[1]
プロ選手期間 2006年–現在
経歴
2006–2007トロント・ラプターズ
2007コロラド・14ers
2007–2008ハポエル・ホロンBC英語版
2008-2010BCドネツク英語版
2010ブネイ・ハシャロン英語版
2010–2011アリスBC英語版
2011スーター・モンテネグロ英語版
2011ピラタス・デ・クエブラディラス英語版
2011–2012ブローゼ・バンベルク
20122017フェニックス・サンズ
2017トロント・ラプターズ
20172021ヒューストン・ロケッツ
2021ミルウォーキー・バックス
2021–2022マイアミ・ヒート
2022–2023フィラデルフィア・76ers
2023ロサンゼルス・クリッパーズ
受賞歴
  • NBAチャンピオン (2021)
  • BBLチャンピオン (2012)
  • BBLファイナルMVP (2012)
  • IBLチャンピオン (2008)
  • BBLシーズンMVP (2012)
  • BBLオールスター (2012)
  • IBLシーズンMVP (2008)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

登録名のP・Jは父親に「ポップ・ジュニア」と呼ばれていたことに由来する。

来歴 編集

トロント・ラプターズ 編集

テキサス大学ラマーカス・オルドリッジと共に3年間プレーした後2006年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明。35位でトロント・ラプターズから指名されるも、ルーキーシーズンは14試合の出場に終わり、シーズン終了後に解雇された。

ユーロリーグなど 編集

その後2007年からユーロリーグなどでプレー。各国のリーグで優勝を経験し、2011-12シーズンに所属したBBLブローゼ・バスケッツでも優勝を経験した。

フェニックス・サンズ 編集

2012年7月にフェニックス・サンズと2年契約を結び、念願のNBA復帰。ディフェンス面で貢献し、2014年オフには、3年1650万ドルで契約を延長した[1][2][3]

ラプターズ復帰 編集

2017年2月23日に古巣のトロント・ラプターズに移籍した[4]

ヒューストン・ロケッツ 編集

2017年7月1日にヒューストン・ロケッツと4年3200万ドルで契約した[5]2017-18シーズンはスモールフォワードにトレバー・アリーザがいたため、パワーフォワードでの出場が多くなった。プレーオフではカンファレンスファイナル第7戦までの全17試合で先発出場し、平均33.5分で8.9得点6.5リバウンドと活躍した。

2019年1月7日、デンバー・ナゲッツ戦にてキャリアハイの7本のスリーポイントを沈め21得点を記録し125対113で勝利した[6]

ミルウォーキー・バックス 編集

2021年3月19日にD・J・オーガスティンD・J・ウィルソン、ドラフト指名権とのトレードで、ロディオンス・クルークスと共にミルウォーキー・バックスへ移籍。[7]。バックスでは自身初とともにフランチャイズとして50年ぶりとなる優勝を成し遂げた。

マイアミ・ヒート 編集

2021年8月7日にマイアミ・ヒートと2年1500万ドルで契約した[8]ファイサーブ・フォーラムで行われた12月4日の古巣バックス戦ではバックスファンから大歓声を浴びる中、チャンピオンリングが贈呈された[9]

個人成績 編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBAレギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2006–07 TOR 17 0 4.9 .500 --- .571 1.4 .2 .1 .0 1.8
2012–13 PHX 79 45 24.2 .473 .314 .744 4.4 1.4 .8 .2 6.4
2013–14 81 81 30.7 .431 .387 .776 6.5 1.7 1.4 .3 9.4
2014–15 78 63 30.6 .438 .345 .727 6.4 1.6 1.4 .3 9.1
2015–16 82 80 31.0 .411 .330 .746 6.2 2.2 1.3 .2 8.0
2016–17 57 17 28.5 .415 .338 .792 6.0 1.3 1.5 .2 7.0
TOR 24 4 25.4 .406 .400 .688 5.4 1.1 1.3 .2 5.8
2016-17計 81 21 27.6 .413 .357 .774 5.8 1.2 1.4 .2 6.7
2017–18 HOU 82 34 27.8 .390 .371 .717 5.6 .9 1.0 .3 6.1
2018–19 82 82 34.2 .396 .377 .695 5.8 1.2 1.6 1.0 7.3
2019–20 72 72 34.3 .415 .358 .813 6.6 1.6 1.1 .5 6.9
2020–21 32 32 30.0 .366 .314 .783 4.6 1.4 .9 .6 4.4
MIL 20 1 19.9 .391 .394 .600 2.8 .8 .5 .1 2.6
2020-21計 52 33 26.1 .373 .336 .750 3.9 1.2 .8 .4 3.7
2021–22 MIA 71 70 27.9 .484 .415 .738 5.5 2.1 .8 .2 7.6
2022–23 PHI 75 75 25.6 .427 .393 .826 3.9 .8 .5 .2 3.5
キャリア 852 656 28.7 .425 .366 .749 5.5 1.4 1.1 .3 6.8

NBAプレーオフ 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2017 TOR 10 1 25.1 .367 .321 .625 5.7 1.1 .6 .3 5.0
2018 HOU 17 17 33.5 .481 .467 .667 6.5 1.3 .6 .8 8.9
2019 11 11 38.7 .455 .456 .826 7.5 1.7 1.7 .7 11.4
2020 12 12 34.5 .398 .373 --- 7.2 1.5 1.1 .3 7.9
2021 MIL 23 19 29.6 .388 .322 .750 5.8 1.1 1.0 .1 4.3
2022 MIA 18 18 28.3 .495 .451 .688 5.7 1.8 .8 .3 7.9
2023 PHI 11 11 26.7 .373 .350 .667 4.5 1.5 1.2 .3 4.9
キャリア 102 89 30.8 .433 .401 .722 5.9 1.4 1.0 .4 7.0

脚注 編集

外部リンク 編集