Portal:江戸/特集記事(東京都の歴史)

東京オリンピック(とうきょうオリンピック)は、1964年昭和39年)に日本東京で開かれた第18回夏季オリンピック

国立競技場の聖火台

1940年大会の開催権を返上した日本及びアジア地域で初めて開催されたオリンピックで、また有色人種国家における史上初のオリンピックでもある。歴史的には、第二次世界大戦で敗戦し急速な復活を遂げた日本が、再び国際社会の中心に復帰するシンボル的な意味を持った。

また、1940年代から1960年代にかけてヨーロッパ諸国やアメリカによる植民地支配を破り、次々と独立を成し遂げたアジアアフリカ諸国による初出場が相次ぎ、過去最高の出場国数となった。

開会式は10月10日、閉会式は10月24日に行なわれた。開会宣言は昭和天皇、組織委員会会長は安川第五郎、準備委員長は新田純興であった。開会式の10月10日は、1966年(昭和41年)以降体育の日として親しまれるようになったが、体育の日は2000年平成12年)より10月の第2月曜日となっている。10月10日が選ばれた理由について「東京の晴れの特異日であったことから」とよく言われるが、実際には10月10日は統計的に晴れが多い日とは言いがたい(特異日も参照)。 ……続きを読む