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Windows Live OneCare (ウィンドウズ ライブ ワンケア)とは、マイクロソフトが開発していたインターネットセキュリティスイートである。2007年平成19年)1月30日Windows Vistaと並行して発売された。

Windows Live OneCare
開発元 マイクロソフト
最新版
2.5.2900.28 / 2009年7月10日
対応OS Windows XP
Windows Vista
プラットフォーム x86
x64
種別 アンチウイルスソフトウェア
バックアップ
パーソナルファイアウォール
アンチスパイウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト Windows Live OneCare - ホーム
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無償のセキュリティソフトウェアMicrosoft Security Essentials をリリースする計画のため、2009年平成21年)6月30日に小売販売が終了した。マルウェアの定義ファイルの提供自体は、Windows Live OneCare 購読中は継続して行われる[1]

2011年平成23年)4月12日にサポートが終了した[2]

特徴 編集

プロテクト プラス 編集

常時実施されている保護対策である。

パフォーマンス プラス 編集

定期的なシステム改善対策である。

バックアップと復元 編集

定期的なシステムのデータ保護対策である。

  • ファイルのバックアップと復元
  • 外部接続のハードディスクに、新規作成したファイルや更新データなどを自動的にバックアップし保存
  • 複数のハードディスクがない場合でも、CD · DVD · ネットワークに接続された別のコンピュータ · USB ストレージ機器にバックアップ可能

その他 編集

  • 「OneCare サークル」による複数の PC の管理
  • 1か月毎の保護内容の報告
  • 定義ファイルの自動更新
  • 1ライセンスにつき3台まで利用可能

評価 編集

発売当初はウイルス検知率が低く、使い物にならないという意見が目立ったが、バージョン2.0のリリースにより大幅な改善がなされ、こういった意見も少なくなった。また、CPUに与える負荷が他ソフトに比べ低くトラブルも少ないため、利用者も増えている。しかし現在、未知のウイルスを検出する技術である「ヒューリスティックスキャン」が搭載されていないため、今後の改善が期待されている。

Windows Live OneCare for Server 編集

小規模オフィス向けのサーバーや、ネットワーク上にあるコンピュータの保護対策として2008年平成20年)9月に最初にリリースされた。対象ではないオフィス環境向けには「Microsoft Forefront Client Security」が用意されている。64ビット版の Windows Server 2008 Standard · Windows Small Business Server 2008 (Standard Edition, Premium Edition) がサポートされている。

脚注・出典 編集

  1. ^ ただし、マイクロソフトは個人向けには2009年10月22日から販売開始予定のWindows 7にはWindows Live OneCareのサポートをしない予定であることを表明している。
  2. ^ Windows Live OneCare メインストリーム サポート終了日

外部リンク 編集