すぱぽーん1995年10月6日ユタカバンダイグループ)から販売されたスーパーファミコン用コンピュータゲームソフト

開発はナウプロダクション。パドルを操作し、ボールを跳ね返してブロックや敵を消していくアクションゲームである[1]

続編にすぱぽーんDXが発売されている。

概要 編集

パドルを操作し、ボールを跳ね返してブロックや敵を消していくアクションゲーム通常のブロック崩しとは異なり、ブロックを全て壊す必要はなく、フィールド上の特定の敵の全滅によりステージクリアとなる。

ボールがパドルに接地する際にAボタンを押すことでボールの攻撃力を上げることが出来る。

移植版 編集

ブロックくずし こわしてHELP! ギュっ!とつまって1980シリーズ(PS1 2000年12月7日 発売元:メディアギャロップ)

Mejor Waveシリーズ ブロックくずし(PS1 2003年4月24日 発売元:ハムスター) 上記の廉価版。パッケージにナウプロダクションの記載あり

移植に際してすぱぽーんの名前は使われていないが、システムやキャラクターデザイン、開発会社が同じである。

SFC版がベースだが内容は大きく異なる。難易度やグラフィックは強化され、画面レイアウトや時間制限の追加などアーケードライクな作りに一新されている。また、OPデモやストーリー要素が追加され、音楽はロック調に変更されている。

幻のアーケード版 編集

SFC版と同時期にネオジオ版(発売は魔法株式会社)が開発されており[2]、ロケテストの目撃報告もある。また、1995年6月13日に魔法株式会社がネオジオCD用ソフト「オールスターバレー(仮称)」を発表しており、実際にMVSで開発されていたと考えられる。

スーパーファミコンのブロックくずしゲームの移植に上記のような豪華さやアーケードゲームの様な作りで1から開発するとは到底思えず、PS版が未発売に終わったネオジオ版をベースにしていると考えられる。

出典 編集

  1. ^ 金田一技彦『超絶大技林 2011年秋完全全機種版』徳間書店、2011年7月30日。 
  2. ^ GAME制作経歴”. www.eonet.ne.jp. 2023年6月10日閲覧。