選り抜き記事
熊野三山本願所は、15世紀末以降における熊野三山(熊野本宮、熊野新宮、熊野那智)の造営・修造のための勧進を担った組織の総称。
熊野三山を含めて、日本における古代から中世前半にかけての寺社の造営は、寺社領経営のような恒常的財源、幕府や朝廷などからの一時的な造営料所の寄進、あるいは公権力からの臨時の保護によって行われていた。しかしながら、熊野三山では、これらの財源はすべて15世紀半ばまでに実効性を失った。……
- プリオンは、タンパク質から成る感染性因子である。牛海綿状脳症やクロイツフェルト・ヤコブ病等のプリオン病に関与することが判っている。プリオン病は脳などの神経組織の構造に影響を及ぼす致死的疾患である。……
- 薔薇戦争は、百年戦争終戦後にイングランドで発生した内乱であり、ランカスター家とヨーク家による権力闘争である。1455年の第3代ヨーク公による反乱に端を発し、1485年にテューダー朝が成立する事で終結した。……
- ユスティニアヌス1世は、東ローマ帝国ユスティニアヌス王朝の第2代皇帝。古代末期における最も重要な人物の一人である。その治世は当時の帝国の版図を拡大したが、543年の黒死病の流行以降は縮小に転じた。……