ぱにっくスタジアムは、日本物産が開発し、1990年6月に発売したアーケード向け脱衣麻雀[1]。登場人物は当時人気があった漫画の登場人物をトレースしたもので、その制作手法も大きな話題となった[2][3]

ゲーム内容 編集

本作最大の特徴は、対局中の画面に野球のスコアボードのようなものが表示される点にある[2]。対局でプレイヤーが和了がると、ヒットを打った扱いになりその数は記録される。対戦相手が和了したりプレイヤーがノーテンだったりするとアウトの扱いになり、やはりその数は記録される。スリーアウトになる前に3回和了するとその対戦相手はクリア。ご褒美画面はオーロラビジョンに映すようなかたちで表示される[4]

対戦相手を一人クリアするごとに「タイムリーチャンス」に挑戦できる。対局中に打ったヒットに応じてランナーは記録されているが、タイムリーチャンスではそれに加えてパネルマッチで獲得した「シングルヒット」「ホームラン」「アウト」などに応じてランナーは進塁し、場合によっては得点が入る。スリーアウトになるまで続く。

タイムリーチャンスが終了した時点で確保した得点はスコアボードの「オモテ」に相当する場所に記録される。「ウラ」に相当する場所には対戦相手の得点が記録される(ランダム)。対戦相手一人につき1イニング。7人の対戦相手をクリアするとエンディング。野球の試合の勝敗によってエンディングは分岐する[3]

対戦相手 編集

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出典 編集

  1. ^ 前田 2020, p. 127.
  2. ^ a b c 稲波 2018.
  3. ^ a b 前田 2020, p. 24.
  4. ^ スタジオグリーン編集部(編集) (2021). 伝説の脱衣麻雀ベストセレクション (電子書籍). スタジオグリーン. ASIN B09KRB1KWX (p.45)

参考文献 編集