アクセル・ヴィルヘルム・ゲーゼ(Axel Wilhelm Gade 1860年5月28日 - 1921年11月9日)は、デンマークヴァイオリニスト作曲家指揮者ニルス・ゲーゼと2番目の妻の間にできた息子であった。アナ・ランゴーと結婚したことでルーズ・ランゴーのおじとなった。

アクセル・ゲーゼ
Axel Gade
基本情報
生誕 1860年5月28日
 デンマーク コペンハーゲン
死没 (1921-11-09) 1921年11月9日(61歳没)
 デンマーク フレゼレクスベア英語版
ジャンル クラシック
職業 ヴァイオリニスト作曲家指揮者

生涯 編集

コペンハーゲンに生まれた。幼少期からヴァイオリンを始め、1879年から1881年はデンマーク音楽アカデミーヴァルデマ・トフテらに師事した。その後ベルリンに赴き、ヨーゼフ・ヨアヒムの下で研鑽を積んだ。帰国すると1884年にデンマーク王立管弦楽団にヴァイオリニストとして入団、1910年からはコンサートマスターを務めた。1918年にダンネブロ勲章のナイトに叙されている。フレゼレクスベア英語版に没した。

1885年からアカデミーでヴァイオリンの指導を施していたゲーゼは、1909年に理事会入りを果たしている。彼は独奏者として、室内楽奏者として、そして楽団のコンサートマスターとして当代でも指折りのヴァイオリニストであった。時おり指揮者として活動することもあった。作曲家としては父の様式に近い形で多数の曲を書くようになった。

作品 編集

  • ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 (1889年)
  • ヴァイオリン協奏曲第2番 ヘ長調 作品10 (1899年)
  • オペラ『ヴェネツィアの夜』(Venezias Nat) (1919年)ホルガ・ドラクマンのリブレット
  • オペラ『Lisette』 (1921年)
  • ピアノ三重奏曲 ハ短調
  • ヴァイオリンソナタ ト長調
  • 詩篇23篇
  • オーボエのための音楽
  • 歌曲

参考文献 編集

外部リンク 編集