アビオン

スペイン、ガリシア州の自治体

アビオンAvión)は、スペインガリシア州オウレンセ県の自治体で、コマルカ・ド・リベイロに属する。ガリシア統計局によれば2010年の人口は2,561人(2009年:2,610人、2006年:2,730人、2005年:2,780人、2004年:2,804人、2003年:2,881人)。自治体の中心はアビオン教区。

Avión

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自治体庁舎
 ガリシア州
 オウレンセ県
コマルカ オ・リベイロ
面積 120.5 km²
標高 380m
人口 2,561 人 (2010年)
人口密度 22.11 人/km²
ガリシア語率 97.71% (2011年[1]
Aviónの位置(スペイン内)
Avión
Avión
スペイン内アビオンの位置
Aviónの位置(オウレンセ県内)
Avión
Avión
オウレンセ県内アビオンの位置

北緯42度23分18秒 西経8度16分22秒 / 北緯42.38833度 西経8.27278度 / 42.38833; -8.27278座標: 北緯42度23分18秒 西経8度16分22秒 / 北緯42.38833度 西経8.27278度 / 42.38833; -8.27278

住民呼称は、規範で正式に認められたものではないが、男女同形のavionenseという形式のものがつかわれる。

ガリシア語話者の自治体人口に占める割合は97.71%(2001年)

語源

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Aviónという地名は自治体内を流れるアビア川に由来し、ガリシア語カスティーリャ語で飛行機を意味するaviónとは無関係である。

地理

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アビオンはオウレンセ県の北西部、コマルカ・ド・リベイロの北西部に位置する。北はベアリスと、東はボボラスレイロと、東から南にかけてはカルバジェーダ・デ・アビアと、南はコベーロと、西はフォルネーロス・デ・モンテスア・ラマの各自治体と隣接、自治体の中心地区はアビオン教区のサン・シュスト地区[2]

アビオンは山間部の非常に起伏のとんだところにあり、西には1000mを超すスイード山地やファロ・デ・アビオン山地がある。これらの山は、地形が山頂から険しい谷へと落ち込んでいるため、通行は困難である。

水の流れはアビア川とその支流によって形成される。アビア川はニエバ教区にあるフォンテ・アビア(アビアの泉)に発し、アビオン教区で3つの支流が合流する。それはオ・コウソ川、バルデリーアス川とボボラスとベアリスとの境界をなすカルデージェ川である。

気候は高度差があるため、自治体内でさまざまである。スイード山中やファロ・デ・アビオン山中では、山岳気候で、冬季は寒冷で降水量が多い、一方高度が低い地域ではコマルカ・ド・リベイロの地域同様、気温も高い。また、山岳部と渓谷部の中間地域の気候は内陸性である。海抜553mの地点にあるアミウダル観測所では、1月は平均5.5°C、7月は平均19°Cが観測されている。

人口

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人口は9の教区の36の集落に分散している。

アビオンの人口推移 1900-2010
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[3]、1996年 - [4]

歴史

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11世紀においては、アビオンはブラガの司法管轄区域内にあり、このことはモンドニェードアストルガルーゴトゥイオウレンセラメーゴコインブラポルトヴィゼウの司教たちによって確認されている。アビオンは1139年にポルトガルが王国として独立するまで、この関係は維持された。

1150年、オビエド、オウレンセ、アストルガの司教たちの間で教区の境界をめぐる争いがおこり、時の教皇エウゲニウス3世はこの騒動の解決をガリシア王でありカスティーリャ王でもあるアルフォンソ7世に委託した。アルフォンソ7世は同年3月、オビエド司教に対して、パドロン山からドニアまで、そしてアソール川からアルノイア川がミーニョ川に合流しているまでのリミア地区、ペトラインといくつかのカスティーリャの教会があるバローソ教区、オルセジョン司祭管轄区、アビアとアビオンの教会の、オウレンセ司教への譲渡を命じた。

1156年、オウレンセ司教とトゥイの聖堂参事会は、ノボアとアビオンの司祭管轄区を加える、司教区内の教会の再配置を行った。このことによって、それ以前は別の教区に属していたノボアとアビオンの領域は、別の地域となり、オウレンセ司教区の一部となり、アビア、アビオンの地と呼ばれるようになった。1215年アビオンのサン・アンドレス・デ・アベレンダ教会に聖堂騎士修道会が到着した。

1375年サルミエント家がリバダビア伯爵を創設、その支配権はアビオン、アベレンダ、アミウダル、バローソ、ニエバ、コウソ(メロン修道院と競合)教区にまで及んだ。これらのすべての教区は、1837年にイサベル2世によって廃止されるまでフマーサ(fumaza)あるいはフォガーサ(fogaza)と呼ばれる貢納金を払う義務を負った。

政治

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自治体首長はガリシア国民党(PPdeG)のアントニオ・モンテーロ・フェルナンデス(Antonio Montero Fernández)、自治体評議員はガリシア国民党:9、ガリシア社会党(PSdeG-PSOE):1、ガリシア民族主義ブロック(BNG):1となっている(2007年の自治体選挙の結果、得票順)。

教区

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アビオンは9の教区に分けられている。太字は自治体の中心地区のある教区[2]

  • アベレンダ(サンタ・マリーア)
  • アミウダル(サンティアーゴ)
  • アビオン(サントス・シュスト・エ・パストール)
  • バイステ(サンタ・マリーア)
  • バローソ(サンタ・バイア)
  • コルコレス(サンタ・マリーニャ)
  • コルテガーサス(サント・アントーニオ)
  • コウソ(サンタ・マリーア)
  • ニエバ(サンタ・マリーア)

参考文献・脚注

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  1. ^ Neira, Carlos (ガリシア語), Evolución no uso do galego por concellos, Praza Pública., http://praza.gal/recurso/1263/evolucion-no-uso-do-galego-por-concellos/ 
  2. ^ a b Dicionario Xeográfico Ilustrado de Galicia vol.2、p.280-282、Xeogal Publicacións、2009、ISBN 978-84-613-5811-3
  3. ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
  4. ^ Cifras oficiales de población resultantes de la revisión del Padrón municipal a 1 de enero.

外部リンク

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