アンナ・ツィレイスカ

アンナ・ツィレイスカ（ポーランド語：Anna Cylejska, 1381年 - 1416年5月21日）は、リトアニア大公を兼ねたポーランド王ヴワディスワフ2世ヨガイラの2番目の妃。スロヴェニア語名はアナ・ツェリスカ（Ana Celjska）。

アンナ・ツィレイスカ Anna Cylejska
ポーランド王妃
アンナと夫ヴワディスワフ
在位	1402年1月29日 - 1416年5月21日
戴冠式	1403年2月25日 ヴァヴェル大聖堂
出生	1381年
死去	1416年5月21日 ポーランド王国、クラクフ
埋葬	ポーランド王国、クラクフ、ヴァヴェル大聖堂
結婚	1402年1月29日 ヴァヴェル大聖堂
配偶者	ポーランド王ヴワディスワフ2世
子女	ヤドヴィガ
家名	ツェリェ家
父親	ツェリェ伯ヴィルヘルム
母親	アンナ・カジミェジュヴナ

生涯

スロヴェニアのツェリェ伯ヴィルヘルムと、ポーランド王カジミェシュ3世の娘アンナとの間に生まれた。同族の従妹に神聖ローマ皇帝ジギスムントの2番目の妃バルバラがいる。

1399年、ヴワディスワフ2世の最初の妃で、アンナの又従姉にあたるヤドヴィガ女王が急死すると、ヴワディスワフ2世はポーランド王国の相続権を持つ女性との結婚に迫られた。すでに50歳を過ぎていた国王は1402年、16歳のアンナと再婚した。母親であるツェリェ伯夫人アンナは、生まれてくる孫のためにポーランドにおける影響力を強めようと画策した。王妃アンナは1408年に王女ヤドヴィガを出産したが、1416年に亡くなった。娘ヤドヴィガも早くに死亡したため、ピャスト朝の流れをくむ後継者をこの結婚によって得ようとしたヴワディスワフの狙いは、果たされぬまま終わった。