インラインスピードスケート

インラインスピードスケート (: Inline speed skating) は、ローラースケート(インラインスケート)を用いてタイムやポイントを競うローラースポーツ[1]

インラインスピードスケート
13th ASIAN ROLLER SPORTS CHAMPIONSHIPS.jpg
2009年アジアローラースポーツ選手権
統括団体 ワールドスケート
特徴
身体接触
男女混合
カテゴリ 屋内または屋外競技
用品 インラインスケート
実施状況
世界選手権 1937年-
ワールドゲームズ 1981年-
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競技場編集

トラック編集

トラックは、屋外または屋内の、2つの同じ長さの直走路と同じ半径の2つの半円を備える。1周の標準の長さは200mで、コースの幅は6m以上(7m以上が望ましい)。カーブには傾斜を備え、表面は合成樹脂とされる[2]

ロード編集

どの地点も幅8m以上で、直線が60%以上を占めることとされる。コースは1周400m~600m[注 1]の周回路(クローズドロードサーキット)とオープンロードコースがある。オープンロードは勾配が5%または全体で25%を超えてはならない[3]

種目編集

実施種目編集

ワールドゲームズ2022では、以下の種目が開催される。全て男女ともに実施[4]

  • トラックレース
    • 200mデュアルタイムトライアル
    • 500m+Dスプリント
    • 1000mスプリント
    • 10000mエリミネーション
    • 10000mポイント・エリミネーション
  • ロードレース
    • 100mスプリント
    • 1周スプリント
    • 10000mポイント
    • 15000mエリミネーション

世界選手権では上記に加えて、以下の種目が開催される。全て男女ともに実施[5]

  • トラックレース
    • 3000mリレー
  • ロードレース
    • マラソン

種目解説編集

デュアルタイムトライアル編集

施行距離:トラック200m

タイムで順位を決定する。一度に2人ずつ1周を走行する。

スプリント編集

施行距離:トラック500m+D/1000m/ロード100m/1周

2名~8名[注 2]の選手で同時に走行し、着順(予選はタイムレース)で順位を決定する。トラックレースの500m+Dは直線の中央からスタートして2周半行い直線末端がゴール。1000mは5周走行する。

エリミネーション編集

施行距離:トラック50周(10000m)/ロード15000m

大勢で一斉にスタート。決められた周回ごとに最下位の者が脱落し、最後に残った3名~5名の着順で順位を決定する。脱落者はアナウンスによる宣告でレースから脱落する。具体的には以下の通り。

トラックレース(50周)

残り50周~46周(スタートから5周)は何も起こらない。27名で行う場合、残り45周~5周は2周ごとに1名ずつ脱落(27名→6名)し、残り3周~1周は1周ごとに1名ずつ脱落(6名→3名)する。ゴール時は3人が残る。28名以上で行う場合は最初の脱落回から順番に(残り45周、43周、41周の順に)脱落者を2名に増やす。26名以下の場合は、残り45周、43周、41周、…の順に脱落免除回となる。

また、集団から遅れて周回遅れとなった場合も審判から脱落が宣告される[注 3]。その場合や、失格者などにより欠員が生じた場合は、その数だけ脱落免除となる。

決勝の上限は30名で、超えた場合は予選を実施する。

ロードレース(15000m)

脱落回数は審判長が周回の距離や周回数に応じて決定する。ただし、最後の脱落回は残り1周とし、3名~5名が残るよう編成する。

ポイントレース編集

施行距離:ロード10000m

大勢で一斉にスタート。スタートから2周(1周400mを超えるコースでは最初の1km)は何も起こらない。その後、1周ごとに以下のスプリントが行われ(通過順位で点数が与えられ)、合計点で順位を決定する。

  • 3周目から1周ごとに:1位2点、2位1点
  • ゴール時:1位3点、2位2点、3位1点

ポイント・エリミネーション編集

施行距離:トラック50周(10000m)

大勢で一斉にスタート。周回ごとに、得点が入るスプリントと、脱落が発生するエリミネーションを交互に繰り返し、残り3周の脱落後に残った10名(予選は15名)により得点で順位を決定する。

残り50周~43周(スタートから7周)は何も起こらない。残り42周に最初のスプリントが行われ(通過順位で点数が与えられ)、以降2周ごとにスプリントが行われる。

  • 残り42周から2周ごとに:1位2点、2位1点
  • ゴール時:1位3点、2位2点、3位1点

同時に残り41周から2周ごとに脱落者が発生する。30名の場合、残り41~3周で2周ごとに1名ずつ脱落(30名→10名)し、ゴール時は10名が残る。31名以上で行う場合は最初の脱落回から順番に(残り41周、39周、37周、…の順に)脱落者を2名に増やす。29名以下の場合は、残り41周、39周、37周、…の順に脱落免除回となる。

決勝の上限は40名で、超えた場合は予選を実施する。予選は15名がゴールできるよう脱落回数を編成する。

リレー編集

施行距離:トラック15周(3000m)

1チーム3人で構成。1人の周回数は自由。リレーはフィニッシュラインを含む直線で行い、前の走者が次の走者の腰を押すことで行う。

主な大会編集

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ ただしマラソン(42.195km)は1周3km以上。
  2. ^ 100mは最大3名、500m+Dと1周は最大4名、1000mは最大8名。
  3. ^ 集団であれば周回遅れでも脱落とはならない。2017年のトラック男子15000mで発生。

出典編集

  1. ^ ローラースポーツ。日本ワールドゲームズ協会、2022年3月6日閲覧。
  2. ^ INLINE SPEED SKATING RULEBOOK 2021100-104.ワールドスケート、2022年3月6日閲覧。
  3. ^ INLINE SPEED SKATING RULEBOOK 2021110-112.ワールドスケート、2022年3月6日閲覧。
  4. ^ INLINE SPEED SKATING RULEBOOK 202171-72,116-213.ワールドスケート、2022年3月6日閲覧。
  5. ^ INLINE SPEED SKATING RULEBOOK 202160.ワールドスケート、2022年3月6日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集