ウォリングフォード駅

アメリカの鉄道駅

ウォリングフォード駅英語:Wallingford station )は、アメリカ合衆国コネチカット州ウォリングフォード ホール・アヴェニュー37にある[1]。 全米各地を結ぶ旅客鉄道のアムトラックが乗り入れている。

ウォリングフォード駅
駅舎
Wallingford
所在地 37 Hall Avenue
Wallingford, CT 06492
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
北緯41度27分25.3秒 西経72度49分29.7秒 / 北緯41.457028度 西経72.824917度 / 41.457028; -72.824917 (ウォリングフォード駅)
駅番号 WFD
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
25人/日(降車客含まず)
-2016-
乗入路線 3 路線
所属路線 バーモンター号英語版
ニューヘイブン
New Haven
約19km
メリデン
Meriden
約10km
所属路線 ノースイースト・リージョナル
ニューヘイブン
New Haven
約19km
メリデン
Meriden
約10km
所属路線 ニューヘイブン・スプリングフィールド・シャトル英語版
ニューヘイブン
New Haven
約19km
メリデン
Meriden
約10km
備考 [1][2]
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概要 編集

仮設ホーム 2016年
建設中の駅舎 2016年7月

中心市街地の近くにあるウォリングフォード駅は1871年に開業した。駅舎は1993年国家歴史登録財に登録された[3]

コネチカット州、マサチューセッツ州、バーモント州、アムトラック、連邦鉄道局の共同事業であるニューヘイブン・ハートフォード・スプリングフィールド(NHHS)鉄道プロジェクトはルート上にあるウォリングフォードに停車する予定である。推定総費用は6億5,000万ドルで、アムトラックのスプリングフィールドラインに沿っている都市に便益がある新しい通勤輸送・都市間輸送を創出することを目的としている。この約100キロの路線は、将来のニューイングランドの高速鉄道輸送計画にも不可欠と考えられている。2016年の初めに、NHHSプロジェクトは、ルートの一部を複線化し、改良するために2009年アメリカ復興・再投資法やその他の連邦資金調達プログラムを通じて、約1億9,100万ドルを受け取った。残りの部分の改善を完了させるために追加の資金が必要となる。コネチカット州は、ニューヘイブン・ハートフォード・スプリングフィールド鉄道線の改善に投資するために州債で最大4億3,500万ドルの使用を承認した。プロジェクトの環境影響の評価は2012年5月に発表され、通勤輸送は2018年初頭に開始される予定である。

ウォリングフォードなどの町では、住民が自動車を必要とせずに働いたり、買い物をしたり、住むことを可能にする混在地域の創設を奨励するために、鉄道駅周辺の可能性を検討し始めている。 NHHSプロジェクトではパーカー・ストリートとノース・チェリー・ストリートの角の近くに新駅舎が建設される。 2014年秋には、融雪装置を備えた高床プラットホームの建設と、相対式ホームを結ぶ跨線橋の建設が始まった。道路アクセスの改良や券売機、乗客情報表示システム、自転車ラックも導入される。

第二次世界大戦後、連邦単位で交通機関の輸送は、自動車や飛行機などに移行した。大恐慌に襲われ、戦争中の設備が疲弊したアメリカの鉄道は、1950年代には財政健全性に乏しく、維持管理と改善工事の累積に直面した。乗客が減少し、駅は売り出された。 1964年、ウォリングフォード町はニューヘイブン鉄道の駅と隣接する鉄道用地を46,500ドルで購入した。数年後、ウォリングフォード町は駅舎の解体について議論した。これに対応して、地元の鉄道員デビッド・ピーターズが駅舎を救うための草の根運動を企画した。 1,400人以上の住民がこの運動に対する請願に署名し、改装と再利用のアイディアが浮かび上がった。

ピーターズと町はイェール大学の建築学部に連絡を取り、学生は1972年に会議室やシニアセンター、青少年センターに対応するために内部空間を再設計した。このプロジェクトでは、待合室からオリジナルの装飾は撤去された。 20年後、駅の外装改修工事が施工され、連邦および州の交付金約400,000ドルを使い、劣化した石積み、ドアおよび窓、樋などが交換された。スレートもまた耐用年数に達し交換されたが、円花飾りは複製された。今日、駅は町の生活の拠点としての役割を果たし続けている。ウォーリングフォード社会人教育センターは1階と2階に入居、モデルエンジニア鉄道クラブのニューヘイブン分会は地下室を利用している。

利用可能な鉄道路線/列車 編集

アムトラックの停車する列車は下記の通り。

セントオールバンズワシントン間の昼行長距離列車バーモンター英語版号…1日1往復停車[4]
スプリングフィールドワシントン間の昼行長距離列車ノースイースト・リージョナル号…1日1往復停車[5]
スプリングフィールドニューヘイブン間の昼行短距離列車ニューヘイブン・スプリングフィールド・シャトル英語版号…1日4往復停車[5]ニューヘイブン・ユニオン駅でノースイースト・リージョナル号に接続する。)

バス 編集

当駅から乗車できるバスは以下の通り。

路線バス
ノースイースト交通英語版[6] (CT Transit) …Wallingford Local系統 [7][8]

参考文献 編集

脚注 編集

  1. ^ a b Wallingford, CT”. Amtrak. 2016年12月23日閲覧。
  2. ^ Amtrak Fact Sheet, FY2016, State of Connecticut” (PDF). Amtrak (2016年11月). 2016年12月23日閲覧。
  3. ^ Wallingford station”. 国立公園局(NPS) (2016年). 2016年12月23日閲覧。
  4. ^ Vermonter”. Amtrak (2016年1月11日). 2016年12月23日閲覧。
  5. ^ a b Northeast Regional”. Amtrak (2016年1月11日). 2016年12月23日閲覧。
  6. ^ Central CT Local System”. CT Transit. 2016年12月23日閲覧。
  7. ^ Routes”. CT Transit. 2016年12月23日閲覧。
  8. ^ Schedules”. CT Transit. 2016年12月16日閲覧。

外部リンク 編集