ウンター・デン・リンデン (ワルツ)

ウンター・デン・リンデン』(ドイツ語: Unter den Linden作品30は、ヨハン・シュトラウス3世が作曲したウィンナ・ワルツ

解説

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1900年頃の『ウンター・デン・リンデン』(菩提樹の下の意)の風景。

1900年ヨハン・シュトラウス3世は5ヶ月にわたってドイツオランダへの演奏旅行に出かけた。3月23日、ヨハン3世は友人に宛てて次の手紙を書いている。

„Now I intend to write a waltz for Berlin and call it „Unter den Linden“ since curiously enough this title has not yet been used“. (意訳)「いま私はベルリンのためのワルツを書いていて、それを『ウンター・デン・リンデン』と呼ぼうと思っています。不思議なことに、この素晴らしいタイトルはまだどの作曲家にも使われていませんから。」
 
ヨハン・シュトラウス3世

『ウンター・デン・リンデン』とは、美しいことで名高いベルリンの並木大通りの名称である。5月26日、ヨハン3世の楽団はベルリンでの初公演を持った。それからおよそ一週間後の6月2日、一行は新ベルリン王立歌劇場ドイツ語版においてこのワルツを初演した。ウィーンでの初演は同年11月11日で、ホテル『ゴールデンクロス』において行われた。

演奏・録音

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このワルツはヨハン3世の代表作とされ、シュトラウス・ファミリーの楽曲を扱うコンサートにおいて、一族の主要作品とともにしばしば取り上げられている[1][2]。また、いくつかのCDに収録されてもいる[3]

なお、有名なウィーンフィル・ニューイヤーコンサートへの登場はないが、そもそも同コンサートはこれまでヨハン3世の曲を取り上げられたことはない。

出典

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  1. ^ http://www.philharmonia.lviv.ua/12-2015/news-20151022-1706/?setlang=en 2015年12月1・2日「Wiener Johann Strauß Konzert-Gala」
  2. ^ https://www.musikverein.at/konzerte/konzertProgramm.php?lang=jp&idx=184715&referer=zugaben 2016年2月5日「Wiener Johann Strauß Konzert-Gala」
  3. ^ http://www.prestoclassical.co.uk/w/208226/Johann-Strauss-Unter-den-Linden-Walzer-Op-30

参考文献

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