エドゥアルト・グレル(Eduard Grell, 1800年11月6日 - 1886年8月10日)は、ドイツ作曲家オルガニスト、音楽教師。アウグスト・エドゥアルト・グレル(August Eduard Grell)とも。

エドゥアルト・グレル
Eduard Grell
基本情報
生誕 1800年11月6日
プロイセン王国の旗 プロイセン王国 ベルリン
死没 (1886-08-10) 1886年8月10日(85歳没)
ドイツの旗 ドイツ帝国 ベルリン
ジャンル クラシック
職業 作曲家オルガニスト
生家に掲げられた記念銘板。

生涯 編集

ベルリンに生まれた。幼い頃にはカール・フリードリヒ・ツェルターカール・フリードリヒ・ルンゲンハーゲンから教えを受けた。ツェルターの推挙により、1817年にベルリンの聖ニコライ教会英語版のオルガニストに就任した。また、ベルリン・ジングアカデミーに入団して生涯在籍したほか、1853年から1876年にはルンゲンハーゲンの跡を継いで指揮者を務めた。1853年にはプロイセン芸術アカデミーの作曲家の教授に任用されている。1864年にプール・ル・メリット勲章を受章[1]

作曲家としての作品には3つの交響曲、3つの弦楽四重奏曲、そして多数の声楽曲がある。彼はヨーロッパにおけるパレストリーナ復興の立役者のひとりと認識されている。また、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの死後初めて、『クリスマス・オラトリオ』の蘇演を行った[2]

主要作品 編集

  • オラトリオ『Die Israeliten in der Wüste』
  • ア・カペラによる『16stimmige Messe』
  • 3人の独唱者、混声合唱とピアノ伴奏のための聖霊降臨祭の歌 作品11
  • 男声合唱とオルガン、またはピアノのための3つの短く軽い『4声のモテット』 作品13
  • 2つの8声のモテット 作品22
  • 混声合唱のための3つのモテット 作品34
  • 『テ・デウム・ラウダムス』 作品38
  • 『原始日食』(Urfinsternis)

出典 編集

  1. ^ Brinckman and Wiechert (n.d.)
  2. ^ “Obituaries”. The Musical Times 27 (523): 541. (September 1886). 

参考文献 編集

外部リンク 編集