エルマ KGP-68(Erma KGP-68)とは、1960年代後半にエルマ・ヴェルケドイツ語版社が開発した拳銃である。派生型としてKGP-68AKGP-69がある。

エルマ KGP-68
種類 民生用自動式拳銃
原開発国 西ドイツの旗 西ドイツ
開発史
開発期間 1968年
製造業者 エルマ・ヴェルケドイツ語版
諸元
重量 840g (KGP-69)
全長 197mm (KGP-69)

弾丸 7.65mm Browning, 9mm Short (KGP-68)
.22LR (KGP-69)
口径 7.65mm, 9mm (KGP-68)
5.6mm (KGP-69)
作動方式 トグルアクション式ブローバック[1]
装填方式

箱型弾倉

  • 6発(7.65mm)
  • 5発(9mm)
  • 8発(.22LR)
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歴史 編集

1968年、エルマ・ヴェルケはKGP-68を発表した。これは同社が1964年から製造していたEP-22ポーランド語版と同様、ルガーP08の外見を模した製品であった。KGP-68はオリジナルのP08よりは多少小型であった。使用弾は7.65mmブローニング弾または9mmショート弾で、いずれも箱型弾倉によって給弾された。KGP-68Aはアメリカ合衆国への輸出を想定したモデルで、同国が1968年に定めた銃規制法英語版に従い、マガジンセーフティが追加されていた。1969年、.22ロングライフル弾を使用するKGP-69が発表される。これは同じく22口径銃であったEP-22の後継製品と位置付けられていた。その後、KGP-68/68Aシリーズの製品名が整理され、7.65mmモデルがKGP-32、9mmモデルがKGP-38、22口径モデルがKGP-22と改められた。ベーマンMP-08(Beeman MP-08)という製品名でも販売された。

脚注 編集

参考文献 編集

  • Walter, John (1988), The Pistol Book, London: Arms & Armour Press, ISBN 0-85368-903-2 
  • Ed Buffaloe. “Field-Stripping the Erma “Luger” .380 Model KGP-68A”. 2008年11月28日閲覧。

関連項目 編集