オウマガトキFILMは日本の愛知県を拠点に活動しているホラーエンターテイメント番組及び心霊検証チャンネルである[1]

オウマガトキFILM
YouTube
チャンネル
活動期間 2020年1月21日-
ジャンル 心霊検証
登録者数 59.5万人
総再生回数 86,226,514
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年3月12日時点。
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逢魔時ノ裏通り【オウマガトキノウラドオリ】
YouTube
活動期間 2020年6月12日-
ジャンル 心霊検証、探索、心霊写真
登録者数 20.9万人
総再生回数 33,738,550
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年3月12日時点。
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概要 編集

メインパーソナリティのヒロ、トモ、カメラマンのTの3人でさまざまな心霊スポットや曰く付きの場所に潜入、検証を行うホラーエンターテイメント番組及び心霊検証チャンネルである。日本の愛知県を中心に活動している。

動画の恐怖度を甘口、中辛、辛口、激辛、超激辛の5段階を目安に測っている。

2020年1月から活動しており、2021年5月にチャンネル登録者20万人を突破した。 また、サブチャンネルとして逢魔時ノ裏通り【オウマガトキノウラドオリ】を開設している。

メインチャンネルは数ある心霊系チャンネルの中でも完全にホラーに特化しており、その怖さ故にニュースサイトなどでも特集として取り上げられることがある[2][3]

メンバー 編集

勘違いされがちだが、3人共地元仲間や学生時代の同級・先輩後輩や仕事仲間という間柄ではなく、ホラー・オカルト好きなヒロや心霊スポット訪問を趣味とするトモらが共通の趣味からSNSで交流を深めて、オフ会ということで顔合わせが行われ、カメラマンとなるTさんの3人でYouTubeで心霊スポット訪問やオカルト関係の動画を投稿するグループYouTuberとして"オウマガトキFILM"が本格始動ということになる。

投稿頻度が数ヶ月に1度と低頻度投稿なことと、3人共専業YouTuberとしてではなく、社会人として生計を立てており、YouTube活動も「趣味や好きなことの延長線」と称している。

ヒロ (1988-09-17) 1988年9月17日(35歳) 
メインパーソナリティ・企画・編集担当
ホラー・オカルト系に明るく、YouTube投稿を始める前は1人で心霊スポット散策をしていた。
本職は不明だが、過去に不動産関連の仕事をしており、その関係で動画内で事故物件や空き物件の情報を仕入れてくることが多い。
トモ (1986-03-25) 1986年3月25日(38歳)
元々ヒロと共に心霊スポット散策をして交流を深めながら、YouTube投稿を始めた。その理由も「死ぬまでに一度でいいから幽霊に会ってみたかった」というもの。好奇心旺盛で恒例の1人実証実験に積極的に参加する。
本職は不明だが、動画内で「夜勤明け」や「日勤」「平日の有給取得失敗」などのワードから不定期時間勤務・シフト勤務の仕事をしている模様。
Tさん (1986-08-17) 1986年8月17日(37歳) 
カメラマン・サブチャンネル編集担当
メンバーの中では特にホラー・オカルト系は苦手とする人物。顔出しNGの為素顔は不明。
既婚者。
趣味はギターで、その腕は相当良い。
YouTube生配信の時には天然さが垣間見え、癒しキャラ。
トモに誘われて参加することになったが、心霊は苦手ながらもメインの2人の邪魔をすることはなく、怪奇現象を動画に収めることが多い。

有名な回 編集

ヤバい事故物件1週間住み込みチャレンジ(辛口-激辛) 編集

本当にヤバいところへ来てしまったのかも知れない...。 本物の心霊体験に出会うべく、過去に2度の殺人が行われた事故物件にて、1週間住み込みチャレンジを行うことに。そこは1週間持たずに入居者が次から次へと入れ替わる部屋。ここに住んだ者たちの身に一体何が起こっているのか?1週間チャレンジを開始してから3日目のから、我々はこの部屋の異常さ、悍ましい闇を見始めることになる...。

密着・事故物件に住むということ(中辛) 編集

怪奇現象が頻発する事故物件に住むとある男性に密着。 彼は何故事故物件を選んだのか?何故未だにこの部屋に住み続けているのか?密着を通しその謎が徐々に紐解かれていく。 彼自身の抱える闇とは?この部屋に渦巻く怪異の正体とは?

本編 編集

ヒロの知り合いの伝で事故物件に住む住人の紹介があった。その住人は事故物件に住み始めてから困ったことが頻発しており、調査をしてほしいと相談を受け、早速トモを引き連れ事故物件へと足を運んだ。

田口健人さん(仮名)。話によるとここは"前の居住者"が心理的な問題を抱えて自殺を図った部屋であると不動産から話を聞いたそうだ。田口さんは以前勤めていた会社を自己都合で退職し生活を変える必要があり、そこで家賃の安い物件を探していたところ現在の物件を見つけたそう。田口さんとしては、心霊・オカルト系の知識や関心がなく、家賃の異常とも言える安さに魅力を感じここに転居した。それから間もなく不眠症や精神的に弱ってしまった田口さんは心療内科を通院し向精神薬を処方してもらい、役所で生活保護申請を受理してもらうなどの普通の生活ができない状況になっていた。そこでオウマガトキFILMのことを知り調査をしてもらい、もし自分の心身の不調がこの部屋と関連しているのならば一刻も早い転居を検討していると伝えた。田口さんと話をしていくうちに、トモは対人関係が円滑に行かなかった経緯や転職を繰り返した過去から田口さんにシンパシーを感じるようになりそこから2人は食事を共にしたりして田口さんのやつれた顔にも笑みが出るなど徐々に人間らしい表情が戻っていった。

問題の事故物件内部について、田口さんは入居してすぐの状態で転居前の改装や清掃が行き届いていなかった点や明らかに自分のものではない見覚えのない代物が部屋に混じっているなどの状況に違和感を覚えたそう。残されていたのは3冊の本。不気味がって手に取らず、管理会社にも確認したところ「そちらで処分してくれ」と、完全に丸投げ・我関せずの状態。その本による影響かは不明だが、明らかに部屋の状況がおかしくなっているそう。

2人は田口さんの部屋に定点カメラの設置を了承させ、調査を開始。田口さんが明らかにうなされて金縛りにあっているかのように悶えている様子や息も途切れ途切れで目覚めた様子が映り、さらには田口さんやヒロ・トモではない何者かが存在するかのような映像も残っていた。それは人の脚の様にも見えれば、別映像には"溶けた人の顔"にも見えた。別日に再び部屋へ行くよう手筈を整えていた矢先に、事態は急変する。

ある日の深夜に突然2人緊急連絡を貰い急遽田口さんを尋ねた。田口さんの様子は怯えきっており明らかに病人のそれだ。部屋に誰か別の気配を感じで外で暇を持て余していたそうだが、戻ってくると気配は消えたと同時にこれまでしなかった異臭がし、完全におかしいと感じ2人に連絡したそうだ。確かに部屋内部は"腐敗臭"とも取れる鼻が曲がりそうな臭いが充満しており、さらに部屋は何故か通電していなかった。2日前から電気がつかないらしいが、電気代滞納でもなければ設備異常・故障でもないそうだ。部屋の鏡も段ボールやガムテープで隠されており、明らかに何か別の気配に対して行われたことが物語っている。ヒロは手段を選んでいられないと判断し、"田口さんの心身の異常は明らかにこの部屋に居住している影響によるものの為早急に転居すべし"と早々に結論づけた。

2人は田口さんから"前の居住者"のものと思われる本を渡されたが、そのうちの1冊がガムテープで巻かれ開けない状態にされさらにはカビ臭を発している状態に戸惑いを隠せない。こじ開けて開くと意味不明な文章や黒塗りされた箇所・謎の絵など部外者が見ても"ヤバいもの"と本能的に察することのできる代物であったことで3人は息を呑む。田口さんをトモと共に安全な場所へ連れて行き、ヒロは単身調査を開始する。本は自己啓発系の内容と思われるが見方によっては"自殺を助長する"内容とも取れ、本をこのような"ヤバい"状態にした本人の"この世の全てに対しての底知れない憎悪"が沸々と感じ取れてならない。単独検証の為1人部屋に残ったヒロも明らかに何者かの存在を察知する状況もあったが、これ以上長居は無用・身の安全を第一とし撤収した。その後田口さんは事故物件に二度と足を踏み入れることなく、すぐに転居した。

それからまもなく田口さんのご両親の墓参りに同行させてもらった。実はトモは田口さんからこんな話を聞いていた。田口さんの母親は彼が幼い頃に亡くなっており自営業を営んでいた父親にいつか跡を継いで欲しいという思いで育てられていたが、田口さんはその意思はなく所謂喧嘩別れの如く家を出てから疎遠な状態が続いていたという。2年前に父親は亡くなってしまったのだが、結局和解できぬまま本当に喧嘩別れの状態になってしまったことをずっと悔やんでいた。この墓参りが亡き父親への後悔・最初の懺悔となった。今思えば田口さんの精神面に一番影響していたのは、父親との確執だったのかも知れない。

ヒロは、今回の田口さんの身の回りで起きた心身の異変や超常現象は、"亡き父親との確執"による後悔の念を持った田口さんの"心の隙間"に、この部屋で自殺を図った"前の居住者"が遺した本を媒介し田口さんに漬け込み入り込もうとしたのではないかと仮説を立てた。あの時部屋内部で漂っていた異臭は間違いなく"腐敗臭"で、"溶けた人の顔"に見えた映像も本当に"溶けて"おり、長い間誰にも発見されず腐敗が進み顔も原形を留めていなかったのではないかと。それから気になるのはあの本にらあった"決断の日"と書かれた2014年8月の謎の日付。恐らく"前の居住者"が自殺を図った日と思われるが、田口さんが入居した半年前の日付と符合させる限り、もしかしたら本の所有者と"前の居住者"は別人で、この部屋で亡くなったのは1人ではないのではないか?と。6年前にこの部屋で"最初の事故"が起きて、そこから"呪いの連鎖"は始まってしまったのだろうか?そして、それは田口さんが金縛りにあって悪夢にうなされていた時にはっきり聞こえた言葉と本に直筆された文面を重ね合わせてゾッとした。

「次はお前の番だからな」

"俺は1人じゃない"

幽霊の出る怖い家(辛口-激辛) 編集

オウマガトキFILMの下にある物件の紹介があった。そこは数年前に突如家族全員が失踪し、それ以来幽霊の目撃情報が相次いでいた。一時は転売されようとしていたが購入希望者も心霊現象に遭遇し契約白紙になってしまう。 この家の心霊現象と失踪事件は何か関係があるのだろうか?この家に住んでいた家族に一体何が起きたのか?今もなおこの家に蔓延る怪異の正体とは?

本編 編集

ヒロがかつて勤めていた不動産会社の先輩から「ある物件の調査をしてほしい」と連絡をもらった。会社はある"古い戸建"を取扱うことになったのだが、業界ではあり得ないレベルの破格で、当時飛び込みで来た売主も様子がおかしかったといった様子で、今すぐに物件を手放したいと焦っているかのような。その家は3人家族が今から数年前に突如失踪し現在に至るまで見つかっていないという。それで最近になって売主が土地と家を売りにきた経緯だという。一時は買い手も決まったのにも関わらず、買い手が会社に怒鳴り込んでくるトラブルとなり契約は白紙となってしまう。その内容も、「空き家のはずなのに人の気配がする。常識では理解しり得ないものを目の当たりにした。あの家はおかしい。なんというものを売ってくれたんだ」と。その方は物件購入前に家を下見がてら携帯で撮影をした映像を残していた。"仏間の部屋"へ入ると突然映像・音声が乱れ始める。するとどうだろう。無人の室内に戸棚が開く音が響き、明らかに人がいる気配がしてならない。そこで撮影した方は室内で"浮遊する生首のようなもの"を見たことで恐怖が頂点に達し、飛び出すかのように家を出たという。

ヒロはトモ達と共に家に潜入。ちなみにこの家に入る際あるルールを提示された。"ドアや戸を開けて移動する際必ず閉めること"。室内は埃っぽく人の出入りが明らかになされていないことがよく分かる。"仏壇の部屋"へと入ると、仏壇の上に神棚が設置され、空き家にも関わらず仏壇が使ったまま放置され御守りなども床に散乱していたり、使ったであろう入れ歯が残っているなど明らかに異常な状況だ。さらにかなり最近のものと思われる通夜・葬式が行われたと思われる祭壇もあった。

それぞれの部屋を見る限り、引っ越しや身辺整理をした後はなく、まさに忽然と姿を消したが如くものが残されている。また偶然かもしれないが先程の"ルール"に反して、戸棚や押し入れ・タンスの戸が完全に閉められていないことにも疑問を感じる。もう一度"仏間の部屋"に戻ると、早速異変が起きた。閉めて出たはずの部屋の横戸が半開きになっているのだ。映像にも残されているがトモが間違いなく戸を閉めている。今思えば、失踪した家族もこの家に棲む何かから逃れる為に"新興宗教"の類に縋っていたのかもしれない。

一通り下見を終えて、ヒロが単独検証に臨む。それでもやはり室内に人の気配を感じるが特に音や気配以外の異常は感じられないと室内の散策を始めた時、カメラ機器に異常が発生し、扉を開ける音が室内に響く。"仏壇の部屋"に向かうとまたしても、横戸が開いている。間違えなく閉めたことを確認しているヒロは動揺を隠せず、動悸も激しくなっていることがカメラ越しにもわかる。部屋に入りカメラを回している時だった。

「うわっ‼︎」

いる。ガラスの扉越しに"人間の生首のようなもの"が浮遊しているように見えた。普段冷静なヒロもこの時ばかりは平常時にはいられず、逃げるように家から飛び出た。

数日後。ヒロは撮影した映像を先輩に見せて、先輩も現象を目の当たりにし言葉を失っている状況だったが、映像然り自分も仕事に影響が出たことから、売主に「この家は事故物件の類ではないのか?契約キャンセルの事態も発生している。何か隠し事をしているのなら今後のこともあるので教えてほしい」と問い詰めたところ、売主は観念したかのように話をし出したという。

元々この家に住んでいた家族の母親と交流する機会があったという。その時、一人息子が精神疾患というか、"隙間に異常な恐怖心を抱く"ようになったらしい。閉めたはずのドアや戸棚・扉が開いていることが頻発したという。その影響で母親も精神的に病んでしまい、その影響で家を飛び出すかのように蒸発してしまったのではないかと。売主も内容が内容の為気味悪がり家には近寄らなかったそうだ。近頃になって再び家に立ち寄ったところ、新しい祭壇が設置されそこに失踪した父親と母親の遺影が置かれていたらしい。しかもその時これも最近のものと思われる、線香を炊いた跡と線香が燃えきり臭いが部屋に充満していたという。先ほどまで誰かがこの家に入り線香を焚いていたのか?それも自分や家族しか入れないはずのこの家に一体誰が...もうこれ以上この物件に関わりたくないと売主はすぐにでも手放すべく、不動産に駆け込んだという。

何故か開いている扉やドア、半開きの戸棚や扉、通夜か葬式で使う祭壇、そしてヒロがカメラに収めた"浮遊する生首のようなもの"...元々家に住んでいた家族のものなのか、家族以外の別の存在なのか、何故身体が欠損した状態で現れたのか。その理由を今となっては知る由もない...。

コラボ  編集

脚注 編集

外部リンク 編集