オゾン前駆体(オゾンぜんくたい)とは、前駆体の一種で、太陽光の存在下で化学反応を起こし、地上オゾンの生成に寄与する物質である[1][2]

解説 編集

主なオゾン前駆体は、窒素酸化物(NOx)と揮発性有機化合物(VOC)の2つである。

その他のオゾン前駆体には、一酸化炭素、メタン、その他のVOCが含まれる。これらの物質は、地上オゾンの生成の90%以上を担っている[3]

オゾン前駆物質は、大気中に直接放出されることはないが、輸送、工業プロセス、溶剤や消費者製品の使用などの人間活動によって生成される。

オゾン前駆体の削減は、地上レベルのオゾン汚染を削減するための重要な戦略である[4]

脚注 編集