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オプティッシュ・ウェルケ・C・A・シュタインハイル

オプティッシュ・ウェルケ・C. A. シュタインハイルOptische Werke C.A. Steinheil Söhne )はかつてドイツに存在したカメラとレンズのメーカーである。古くは望遠鏡も製造していた。一般には「シュタインハイル」と略称される。

創業者はカール・アウグスト・フォン・シュタインハイルとその息子アドルフ・フーゴー・シュタインハイル。

レンズブランドに「カッサー」「カッサリット」「カッサロン」「クルミゴン」「クルミナー」「クイナー」「クイノン」等がある。自社ボディーだけでなくボルシーブラウン、セルト(Certo )、ガンマ(Gamma )、フランツ・コッホマンイルフォードウェルタなどにレンズを供給するとともにM42マウント、ライカマウント、エクサクタマウントでレンズを製造していた。

歴史編集

カメラ製品一覧編集

写真銀板使用カメラ編集

  • グロッシェンカメラ(1839年[1]12月発表[2]) - オーストリアのグロッシェン銀貨[2][1]の片面を磨いてミノックスとほぼ同じ8.6×11.5mm判[2]の原板とした[3]カメラ。ボディーサイズもミノックスとほぼ同じ大きさしかない[4]。レンズはアクロマート20.3mmF7.2、ピント合わせはヘリコイド[2]。ミュンヘン市立写真映画博物館に当時の図面から再現した[2]復元機がある[4]。日本では2008年3月19日から3月22日まで開催されたフォトイメージングエキスポ2008における日本カメラ博物館ブース[5]や、2011年10月22日から2012年1月29日まで佐賀県立宇宙科学館で開催された企画展「撮る」テクノロジー〜ありのままを記録する技術〜にてレプリカが展示された[6]

写真乾板使用カメラ編集

  • ディテクティブカメラ(1888年発売[7]) - 大手札(9×12cm)判写真乾板を1枚1枚鉄製シースに入れた上で「レザーチェンジングボックス」と呼ばれるマガジンに12枚装填し、革製の袋の中で次々に交換ながら撮影できるようになっていた[7]。レンズはアクロマチックダブレットで、ピント合わせはマガジンを外して磨りガラスを当て、カメラ上部にあるノブで前箱を繰り出すラック・アンド・ピニオン[7]。シャッターはロータリーセクターの単速[7]

135フィルム使用カメラ編集

  • カスカICasca I1948年発売) - 専用バヨネット式のレンズマウントを持っておりレンズ交換が可能。距離計はない。シャッタースピードはB、1/25〜1/1000秒。レンズはアタッチメントφ40.5mmねじ込みのクルミナー5cmF2.8。
  • カスカIICasca II1949年発売) - カスカIを距離計連動にした改良型[1]ではあるがレンズマウントが変更されレンズの互換性はない。レンズはクイノン5cmF2、クルミナー5cmF2.8、クルミナー8.5cmF2.8、クルミナー13.5cmF4.5。シャッタースピードはB、1/2-1/1000秒。ブライトフレームの採用でライカM3より先行するなど当時としては最新鋭のカメラとなった。

レンズ製品一覧編集

脚注編集

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  1. ^ a b c d e f 『クラシックカメラ専科No.23、名レンズを探せ!トプコン35mmレンズシャッター一眼レフの系譜』p.30。
  2. ^ a b c d e 『クラシックカメラ専科』p.164。
  3. ^ Deutsches Museum DaguerreotypeDag_typie_Steinheil_600.jpg
  4. ^ a b 『現代カメラ新書No.6、クラシックカメラ入門』p.102。
  5. ^ PHOTO IMAGING EXPO 2008
  6. ^ 佐賀県県立宇宙科学館ゆめぎんが_平成23年度秋冬の企画展「撮る」テクノロジー〜ありのままを記録する技術〜
  7. ^ a b c d 『クラシックカメラ専科』p.164。

参考文献編集

  • 『クラシックカメラ専科』朝日ソノラマ
  • 『クラシックカメラ専科No.23、名レンズを探せ!トプコン35mmレンズシャッター一眼レフの系譜』朝日ソノラマ
  • 鈴木八郎『現代カメラ新書No.6、クラシックカメラ入門』朝日ソノラマ