カナカ族 (カナカぞく、Kanakas) とは、パラオミクロネシアマーシャル諸島等の島々の住民を一般的に呼ぶ俗称。広義には、太平洋諸島の住民一般をさした[1]

船員として雇用されたロイヤルティ諸島出身者。ニューカレドニアの海辺にて1906年以前の撮影とされる。ミクロネシア住民でないことに注意。

ポリネシア語で「人」あるいは「男」を意味する「タガタ」(tangata)が音韻変化によりカナカとなった[2]

英語、特にオーストラリアでは、太平洋諸島からオーストラリアにつれてこられた労働者をさした[3][4]

主な居住地

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脚注・参照

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  1. ^ カナカ族(カナカぞく)とは - コトバンク
  2. ^ ポリネシア諸語の一つであるハワイ語は、他のポリネシア諸語(マオリ語等)と比べて、子音が少なくなる。ng音はn音に、s・t音はk音に変化する。したがって、この法則を当てはめると、tangataはkanakaとなる。
  3. ^ リーダーズ英和辞典(第2版)、研究社、1999年。ISBN 978-4-7674-1413-3
  4. ^ ジーニアス英和大辞典大修館書店、2001年。ISBN 978-4-469-04131-6

関連項目

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外部リンク

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