カルミン酸(v、C22H20O13)は、コチニールカイガラムシポーランドコチニールカイガラムシといった一部のカイガラムシ中に天然に存在する赤色グルコシドヒドロキシアントラキノンの一つである。これらの昆虫は捕食者に対する抑止力としてカルミン酸を生産している。カルミン酸はコチニール色素(カルミン)中の着色剤である。別称はC.I. 75470およびC.I. Natural Red 4である。

カルミン酸[1]
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識別情報
CAS登録番号 1260-17-9
ChemSpider 14068
UNII CID8Z8N95N
日化辞番号 J107.996D
E番号 E120 (着色料)
KEGG C11254
ChEMBL CHEMBL263094
特性
化学式 C22H20O13
モル質量 492.38 g/mol
融点

120 °C (分解)

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

カルミン酸の化学構造は、グルコースユニットと連結した母核のアントラキノン構造からなる。カルミン酸は1991年に初めて全合成された[2]

脚注

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  1. ^ Merck Index, 11th Edition, 1850.
  2. ^ Allevi, P. et al. (1991). “The 1st Total Synthesis of Carminic Acid”. Journal of the Chemical Society-Chemical Communications 18: 1319–1320.