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ヨハン・シュトラウス1世作『大ガロップ』を踊る人々。ウィーンの劇場新聞『ウィーンの情景』(1839年)への補遺より、J.C.シェラーの絵画にもとづくA.ガイガーの彫版画[1]

ギャロップ: Galop)とは、馬の疾走する様子を表すダンスである。ドイツ語では「ガロップ(Galopp)」と呼ばれる。

英語では馬の疾走を意味する「Gallop」から「l」を一文字取って「Galop」と表記するが、ドイツ語では馬の疾走とダンスの綴りは同じ「Galopp」である[2]

解説編集

1820年代ウィーンで大流行した。ダンスの内容は、手をつないだ二人組が巨大な輪を形成し、猛烈な勢いで回るというものである[2]。靴を踏まれたり衣服が乱れるのは当然で、かつらが飛んだり、場合によっては将棋倒しが起きるほどの激しさであった[2]。そのあまりの激しさにより呼吸困難になる人もいたといわれ、「健康を害する」という理由で禁止された。

なお、速度の面ではポルカ・シュネルドイツ語版とさほど変わらないが、ポルカ・シュネルはあくまで人間の歩みを基調とし、また独立した二人組によって踊られるダンスである[2]

主な作品編集


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出典編集

  1. ^ リンガー(1997) p.115
  2. ^ a b c d 小宮(2000) p.86

参考文献編集

  • アレクサンダー・リンガー(Alexander Ringer)『西洋の音楽と社会7 ロマン主義と革命の時代』音楽之友社、1997年1月10日。ISBN 4-276-11237-0
  • 小宮正安『ヨハン・シュトラウス ワルツ王と落日のウィーン』中央公論新社中公新書〉、2000年12月10日。ISBN 4-12-101567-3
  • 若宮由美「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2016 エドゥアルト・シュトラウス没後100年を祝して 曲目解説」より<溜め息のギャロップ>