ゲピロン(Gepirone)は、アザピロン系の抗うつ薬抗不安薬である。アザピロン系の他の薬剤と比べ、5-HT1A受容体の選択的パーシャルアゴニストとして作用する。アメリカ合衆国で開発されたが、第三相の臨床試験をクリアできず、承認されなかった。その結果、商標名まで決まっていたものの、ゲピロンは市場には出されなかった。

ゲピロン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
法的規制
  • Uncontrolled
投与経路 Oral
薬物動態データ
半減期2-3 hours
識別
CAS番号
83928-76-1
ATCコード N06AX19 (WHO)
PubChem CID: 55191
ChemSpider 49836 チェック
UNII JW5Y7B8Z18 チェック
ChEMBL CHEMBL284092 チェック
化学的データ
化学式C19H29N5O2
分子量359.46586 g/mol
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ゲピロンは、ブリストル・マイヤーズ スクイブが開発したが、1993年にFabre-Kramerにライセンスされた。アメリカ食品医薬品局(FDA)はゲピロンの承認を2004年に拒絶した。2007年5月には、FDAが2004年に要請した追加の書類を添えて、再び事前登録の申請がなされたが、再び拒絶された。

合成 編集

 

Ormaza, V. A.; 1986, ES 8606333