コロボーマ: coloboma)は、眼球の下部を構成する組織の一部が損失している状態のことである[1][2]生まれた時からみられる[1]。症状には、視力喪失光に対して過敏になったりなどである[1]。片目または両目にみられる[1]。合併症には弱視などがあげられる[1]

コロボーマ
別称 眼球コロボーマ、目のコロボーマ
16歳女性のコロボーマ
16歳女性のコロボーマ
概要
診療科 眼科
症状 の一部の欠損、視力喪失光過敏症[1]
発症時期 出生時に存在[1]
継続期間 生涯[1]
危険因子 家族歴、妊娠中のアルコール摂取[1]
診断法 眼検査[1]
合併症 弱視白内障緑内障[1]
治療 眼鏡コンタクトレンズ、手術[1]
頻度 10,000人に1人[2]
分類および外部参照情報
Patient UK コロボーマ

これは、遺伝的または環境的な問題による異常な眼の発達の結果として発生する[1][2]。危険因子には、妊娠中のアルコール摂取などがあげられる[1]虹彩、水晶体、瞼、網膜など、眼球のさまざまな部分に影響を及ぼす[1]。診断は眼検査による[1]

治療には、眼鏡コンタクトレンズ、手術などがあげられる[1]。コロボーマの罹患率は1万人に約1人である[2]。この疾患についての記述は古代メソポタミアまで遡る[3]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Coloboma | National Eye Institute”. www.nei.nih.gov. 9 October 2021時点のオリジナルよりアーカイブ24 January 2022閲覧。
  2. ^ a b c d Coloboma: MedlinePlus Genetics” (英語). medlineplus.gov. 19 October 2021時点のオリジナルよりアーカイブ25 January 2022閲覧。
  3. ^ (英語) Diagnoses in Assyrian and Babylonian Medicine: Ancient Sources, Translations, and Modern Medical Analyses. University of Illinois Press. (18 July 2005). p. 197. ISBN 978-0-252-02956-1. オリジナルの25 January 2022時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220125145313/https://www.google.ca/books/edition/Diagnoses_in_Assyrian_and_Babylonian_Med/alBmzfP3cpoC?hl=en&gbpv=1&dq=&pg=PA197 25 January 2022閲覧。 

外部リンク

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