サラミス (キプロス島)
サラミス(古代ギリシア語: Σαλαμίς、英語: Salamis)は、地中海の東部に浮かぶキプロス島の東部海岸にあった町である。現在は北キプロス・トルコ共和国に属するファマグスタの近くに遺跡がある。
キプロス島の古代十王国中のサラミス
歴史編集
古代ギリシャ時代から栄えた都市国家で、ローマ時代には聖パウロが第1回の宣教旅行でキプロス島を訪れた際に、サラミスと西海岸のパフォスに寄っている[1]。4世紀の地震で破壊されたサラミスはコンスタンティウス2世によってコンスタンチア(Constantia)として再建され、聖エピファニウスがここで司教を務めている[2]。その後この町は衰退し、7世紀にはアラビア人の攻撃を受けて、ムアーウィヤにより破壊されて住民は現在のファマグスタへ移動した。
ギャラリー編集
関連項目編集
脚注編集
- ^ 『新約聖書』「使徒言行録」13章4節から12節。
- ^ サラミスの聖エピファニウス
外部リンク編集
- Salamis, Cyprus (英語)