ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド
ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド (The Children's Investment Fund TCI)はイギリスのヘッジファンド。
概要 編集
TCIはサー・ クリストファー・ホーン (en:Chris Hohn) が2003年に創立した。名前の由来は、利益の一部をChris Hohnの妻が主催するザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド財団 (The Children's Investment Fund Foundation; CIFF イギリスの団体)に寄付していることによる。登記上の所在地はタックス・ヘイヴンとして有名なケイマン諸島にある。
投資手法 編集
手法 編集
もの言う株主 (Investor activism)として知られている[1]。[2][3]日本では電源開発 (でんぱつ/J-POWER)の株式を大量に取得し活動するものの、[4]約125億円の損失を出し撤退した。[5]。
投資主体 編集
- EDINETで明らかになった投資主体
- ザ・チルドレンズ・インベストメント・マスター・ファンド (EDINETコード: E11234)※
- ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド・マネジメント・(ユーケー)・エルエルピー (EDINETコード: E11235)
- EDGARで明らかになった投資主体
- CHILDREN'S INVESTMENT MASTER FUND(CIK# 0001441079)※
- CHILDREN'S INVESTMENT FUND MANAGEMENT (CAYMAN) LTD. (CIK#0001441080)
※ 「同マスター・ファンド」は日米共通。
対電源開発 編集
大量保有報告書関係 編集
- 2006年10月18日: 大量保有報告書(報告義務発生は12日、5.07%保有)
- 2006年10月26日: 変更報告書(同23日、6.10%)
- 2006年11月 6日: 変更報告書(同 1日、7.17%)
- 2006年11月15日: 変更報告書(同13日、8.21%)
- 2006年11月28日: 変更報告書(同24日、9.40%)
- 2007年 3月 7日: 変更報告書(同23日、9.90%)
- 2008年11月 6日: 変更報告書(同10月31日、0.00%)
株主総会関係 編集
いずれの議案も否決された。
- 第55回定時株主総会
- 議案数1:
- 期末配当1株100円(会社提案1株30円)
- 議案数1:
- 第56回定時株主総会
- 議案数5:
- 株式持合い制限のための定款変更
- 社外取締役強制設置のための定款変更
- 期末配当1株90円
- 期末配当1株50円
- 自己株式取得
- 議案数5:
脚注 編集
- ^ 記録的低迷から復活のチルドレンズ・ファンド、連勝記録12年に伸ばす - Bloomberg
- ^ 特に公共事業者に対する投資が有名。
- ^ アメリカでは鉄道事業者のCSXの株式を大量取得し活動。
- ^ 出典がない文章。 2回にわたる定時株主総会において他の株主からの支持を得られなかった。この後、電源開発が承継会社となる子会社の会社分割に反対し、買取請求権を行使することで持株のすべてを電源開発に買い取らせ、
- ^ ヘッジファンドの2021年利益トップ「ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド・マネジメント(TCI)」の投資手法とは?