ジョージ・T・ベル(George T. Bell、1913年1月21日1973年3月4日)は、アメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソンの下で、特別補佐官として働いていた人物のひとり。ベルは、チャールズ・コルソンが編集した、いわゆる「ニクソンの政敵リスト (Nixon's Enemies List) を書いた人物とされている。

大統領のスタッフとして働くようになる以前には、ベルはゼネラル・エレクトリック勤務を経て、工学系の調査会社であるジオノーティクス社 (Geonautics, Inc.) の社長を務めていた。

ウォーターゲート事件の調査にあたっていた議会下院の小委員会において、ニクソンの悪名高い「政敵リスト」について質問されたコルソンは、「ニクソンの政敵マスター・リスト (Master list of Nixon's political opponents)」を作成した責任者は「亡くなったジョージ・ベル (late George Bell)」だったと述べた。

ベルは長く患った後、ワシントンD.C.で死去した[1][2]

脚注 編集

  1. ^ Staff report (March 15, 1973). George Bell, Ex-Nixon Aide For Nongovernment Units. New York Times
  2. ^ Staff report (March 15, 1973). George T. Bell, 60, Ex-Aide to Nixon. Washington Post