スクイーキー・ホイール

ロシア連邦から特徴的な音を送信する短波放送に対して短波受信家がつけたニックネーム。

スクイーキー・ホイール (The Squeaky Wheel) は、ロシア連邦から特徴的な音を送信する短波放送に対して短波受信家がつけたニックネームである。 2000年頃から2008年まで、スクイーキー・ホイールは何となく「きしむ車輪」の音を思わせる高音の2トーン信号を送信しており、名称はこの音に由来する。2008年から、短い周期で繰り返される高低2音のトーン信号に変わり、遠方の受信局で聞いてもきしむ車輪の音には聞こえなくなった。送信周波数は日中5,473kHz、夜間3,828kHzである[1][2]フォネティックコードを用いたものと思われる短文形式の音声メッセージが何度か報告されている。送信局の正確な位置は不明だが、ロシアのロストフ・ナ・ドヌの近くにあると考えられている[2]中央ヨーロッパでも信号強度はあまり強くなく、ノイズの影響で何日も受信できないこともある。

スクイーキー・ホイール
The Squeaky Wheel
周波数 3,828 kHz (夜間)
5,473 kHz (日中)
開局 2000年
フォーマット 連続する2トーン音
まれにロシア語の短文音声メッセージ
加盟 ロシア連邦軍 (未確認)
姉妹局 ザ・ブザーザ・ピップ

他にも3,650kHz、3,815kHz、5,474kHzおよび5,641kHzでも聴取されている[3]

ENIGMAではスラブ語を示すSを付してS32と呼称されている[2][4]が、2000年から2005年にかけて言語が不明だったためXSWと呼称されていた[5]

参考文献 編集

  1. ^ Boender, Ary (3 August 2006). “Numbers and Oddities”. Spooks 107. http://www.cvni.net/radio/nsnl/nsnl107/nsnl107vm.html. 
  2. ^ a b c Squeaky Wheel”. www.numbers-stations.com. 2014年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月25日閲覧。
  3. ^ Rogers (2008年11月). “Mystery Signals of Shortwave”. 2014年6月20日閲覧。
  4. ^ MX”. Numbers and Oddities. p. 2 (2011年7月28日). 2014年6月18日閲覧。
  5. ^ The Squeaky Wheel”. Priyom.org Number Stations Research. 2014年6月20日閲覧。

外部リンク 編集