ゾンダーコマンド
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ゾンダーコマンド(ドイツ語: Sonderkommando)は、ドイツ語で「特別(Sonder)の部隊(Kommando)」を意味する言葉。日本語では特殊部隊とも訳される[1]。ナチス・ドイツの時代、親衛隊(SS)および国防軍が有する様々な部隊の名称として広く使われた。
ドイツ国防軍
編集- ゾンダーコマンド・エルベ - ドイツ空軍が有した部隊。爆撃機への体当たり攻撃をその任務とした。
- ゾンダーコマンド・ヒドラ - ドイツ海軍が有した部隊。
親衛隊
編集- ゾンダーコマンド・ノルト - SS保安部(SD)が有した部隊。ラップランド戦争最中のフィンランドにおいて、親独派抵抗運動を指導・援護することを任務とした。
- ゾンダーコマンド・ジルバータンネ - SS指揮下の部隊。オランダにおけるレジスタンスへの報復を任務とした。ヘンク・フェルトマイヤーの名から「ゾンダーコマンドー・フェルトマイヤー」とも呼ばれた。
- ゾンダーコマンド・キュンズベルク - SS指揮下の部隊。占領地での略奪をその任務とした。
- SSゾンダーコマンド・ベルリン - 第1SS装甲師団の前身。
- SSゾンダーコマンド・ディルレヴァンガー - 第36SS武装擲弾兵師団の前身。
- アインザッツグルッペンの下級編成。
その他
編集脚注
編集参考文献
編集- ティモシー・スナイダー 著、布施由紀子 訳『ブラッドランド——ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 上巻』筑摩書房、2015年。ISBN 978-4480861290。
- ティモシー・スナイダー 著、布施由紀子 訳『ブラッドランド——ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 下巻』筑摩書房、2015年。ISBN 978-4480861306。