タララスペイン語: Talara)は、ペルー北西部のピウラ県にある都市。別名パリニャス(スペイン語: Pariñas)。

タララ
タララの位置(ペルー内)
タララ
タララ
タララの位置(ピウラ県内)
タララ
タララ
南緯4度34分47.65秒 西経81度16分18.76秒 / 南緯4.5799028度 西経81.2718778度 / -4.5799028; -81.2718778座標: 南緯4度34分47.65秒 西経81度16分18.76秒 / 南緯4.5799028度 西経81.2718778度 / -4.5799028; -81.2718778
ペルー
ピウラ県
タララ郡
政府
 • 種別 民主政
 • 市長 ホセ・アルフレド・ビトネラ・インファンテ
標高
11 m
人口
(2007年推計)
 • 合計 101,674人
等時帯 UTC-5 (ペルー標準時)
ウェブサイト www.munitalara.gob.pe

概要 編集

太平洋に臨む港湾都市である。人口84,373人(2005年)。1850年に採掘を開始し、1914年から操業を開始したペルー最初の油田を有しており、石油会社により都市が整備された。現在もペトロペルー公社のタララ製油所が置かれ、石油の精製・輸出の拠点となっている[1][2]第二次世界大戦ではアメリカの空軍基地が置かれ、燃油を供給した。現在は共用空港であるビクトール・モンテス・アリアス空軍司令官空港英語版がある[3]

また、漁業もさかんであり、イカ漁拠点として開発されてきた。2000年代後半には日本のODAを利用して漁港の拡張および近代化を行っている[4]

タララは、南アメリカ大陸西端の都市である。このさらに西にはセシオン・ディエチオチョという小さな町があって、その先がパリニャス岬である。マリオ・バルガス・リョサの短篇小説「誰がパロミノ・モレーロを殺したか」では、ピウタやアモタペといった近隣の都市とともに、タララが舞台になっている。

気候 編集

気候は温暖で乾燥しており、降水量は少ない。

タララの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 29
(85)
31
(87)
31
(87)
30
(86)
28
(82)
26
(78)
24
(76)
24
(75)
24
(75)
24
(76)
26
(78)
28
(82)
27.1
(80.6)
平均最低気温 °C°F 22
(71)
23
(73)
23
(73)
22
(71)
20
(68)
18
(65)
17
(63)
17
(62)
17
(62)
17
(63)
18
(64)
19
(67)
19.4
(66.8)
降水量 mm (inch) 3
(0.1)
8
(0.3)
13
(0.5)
3
(0.1)
8
(0.3)
5
(0.2)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
40
(1.5)
出典:Weatherbase [5]

脚注 編集

  1. ^ Talara”. Encyclopædia Britannica. 2017年5月22日閲覧。
  2. ^ 平成23年度技術協力総合調査の概要” (pdf). JCCP News (2012年). 2017年5月22日閲覧。
  3. ^ CAPITAN MONTES”. World Aero Data. 2017年5月22日閲覧。
  4. ^ タララ漁港拡張・近代化計画(第1期)”. JICA. 2017年5月22日閲覧。
  5. ^ Weatherbase: Historical Weather for Talara, Peru”. Weatherbase (2011年). 2013年2月12日閲覧。

外部リンク 編集