タリサ・ワタナゲスタイ語: ธาริษา วัฒนเกส; RTGS: Tharisa Watthanaket; [tʰāːrísǎː wáttʰánákèːt]1949年11月30日 -)は、タイ王国の銀行家。2006年から2010年までタイ銀行総裁を務めた。タイ銀行初の女性総裁である[1]

タリサ・ワタナゲス
ธาริษา วัฒนเกส
Tarisa Watanagase in 2010
タイ銀行総裁
任期
2006年5月8日 – 2010年9月3日
前任者プリディヤトン・デバクラ英語版
後任者プラサーン・トライラットウォラクン英語版
個人情報
生誕 (1949-11-30) 1949年11月30日(74歳)
タイ王国の旗 タイバンコク
出身校慶應義塾大学大学院
セントルイス・ワシントン大学
専業エコノミスト

経歴 編集

トリアムウドムスックサー高等学校出身、慶應義塾大学に入学し、経済学の学士号及び修士号を取得、セントルイス・ワシントン大学博士号を取得した。1975年6月にタイ銀行にエコノミストとして入行。ハーバード大学で6週間のアドバンスト・マネジメント・プログラムを受講。1988年1月、国際通貨基金に出向した[2]。1990年に帰国後、2002年10月にタイ銀行副総裁に就任、2006年11月に同行初の女性総裁に就任した。2010年の退任後、サイアム・セメント・グループ三菱UFJフィナンシャル・グループの社外取締役に就任している[3]タイ語のほか、英語日本語を話すことができる。

脚註 編集

  1. ^ Thai News Agency, October 17, 2006. Thailand's central bank gets first female governor Archived 2007-03-10 at the Wayback Machine., MCOT.
  2. ^ Srisukkasem, Anoma. October 18, 2006.Tarisa becomes BOT's first female chief Archived 2006-10-28 at the Wayback Machine., The Nation.
  3. ^ 三菱UFJ、初の外国人取締役 元タイ中銀総裁と米国人弁護士日本経済新聞 2017年5月15日配信 2023年8月30日閲覧