ダブルドリブル (double dribble) もしくはイリーガルドリブル (illegal dribble) は、バスケットボールにおけるバイオレーションの一つ。

プレイヤーが片手又は両手でボールをキャッチ又は静止させてドリブルを終え、その後、片手で再びドリブルするかボールが地面に当たる前にプレイヤーがボールに触れた時に生じる。ドリブルはドリブラーが片手又は両手でボールを静止させて手のひらでボールを運ぶときにも終わったとみなされる。ジャンプボール、スローイン、フリースロー中は適用されない[1]

公式のNBA規則

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NBAでは、ドリブルはボールをコントロールしているプレイヤーが、ボールを空中又は床に投げたり触れたりすることにより生じるボールの動きである[2]

次の場合にドリブルが終了する[3]

  1. 両手で同時にボールに触れる
  2. プレイヤーがボールをコントロールしている間、ボールを止める
  3. ドリブル中にボールが床につく前にボールに2回以上触れる

FIBA規則

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FIBA(JBA)のArt. 24.2は以下のように定義する[4]

プレーヤーは、ひと続きのドリブルが終わったあと、新たなドリブルをすることはできない。ただし、以下のことでライブのボールのコントロールをいったん失ったあと、再びボールをコントロールしたときは、新たなドリブルをすることができる:

  1. フィールドゴールを放つ。
  2. 相手プレーヤーがボールに触れる。
  3. パスまたはファンブルしたボールが、他のプレーヤーに触れる。

出典

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  1. ^ Basketball rules fundamentals - NFHS rulebook 17-18
  2. ^ NBA Official Rules (2009-2010) Rule 4, Section II, A. Retrieved July 26, 2010
  3. ^ NBA Official Rules (2009-2010) Rule 4, Section II, a. Retrieved July 26, 2010
  4. ^ 2022バスケットボール競技規則