テキサス州東部地区連邦地方裁判所

テキサス州東部地区連邦地方裁判所(テキサスしゅうとうぶちくれんぽうちほうさいばんしょ)は、アメリカ合衆国テキサス州にある5つの支部からなる連邦地方裁判所。略称EDTX(Eastern District of Texas Federal Court)。

概要

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テキサス州東部地区連邦地方裁判所は、近年、特許に関する裁判の原告側勝訴率が77%に達する高さで知られている。このため、特許関連の訴訟数は2003年の54件から2015年の2523件に急増。全米94の連邦地方裁判所の中でも首位を記録した。翌年の2016年は1654件に落ち込んだが、依然として全米1位の特許事件数を扱う連邦地裁である。特に、人口25,000人を上回る田舎町のマーシャル支部は、勝訴率が高いとされ、全米はもとより日本、韓国など世界各国から多くの関係者が被告および原告として訪れ、町の経済に大きな影響を与えるに至った[1]

連邦地方裁判所は、民事事件については、関連する連邦法規則等に反しない限り各連邦地裁に独自のローカルルールを定めることができる[2]。特に、審理が複雑となる特許事件では特許訴訟に関する特別なローカルルール、ローカルパテントルールが定められることがある。当連邦地裁でもローカルパテントルールが定められている[3]

出典

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  1. ^ 世界一「有利な裁判所」を求めて特許訴訟でにぎわう人口2万5千の町(asahi.com2010年11月30日)
  2. ^ Rule 83. Rules by District Courts; Judge's Directives Legal Information Institute (housed at the Cornell Law School)
  3. ^ Patent Rules Eastern District of Texas | United States District Court

関連項目

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