トゥリオ・シモンチーニ

イタリア人の元医師、詐欺師

トゥリオ・シモンチーニ(Tullio Simoncini, 1951年 - )は、有罪確定判決を受けた。代替医療の提唱で知られる、ローマ出身のイタリア人の元医師[1]である。の原因は真菌のカンジダアルビカンスであり、癌はカンジダの異常増殖により形成されたものだという主張をしたことで知られる[2]。シモンチーニは、癌は重曹の注射により治癒できるという主張も行っている[3][4]。彼のウェブサイトには、彼は以前は癌専門医であったが、癌治療に重曹を用いたことにより、医学界から異議を申し立てられたと記されている[5]

医学界の主流派は、査読を受けた研究に欠けるとして、彼の仮説を否定している[6]。Quackwatch は、重曹の注射は「疑わしい治療方法」であるとしている[7]

犯罪編集

シモンチーニは、彼の治療を受けた患者が死亡したことにより、2006年に詐欺と過失致死の罪で有罪になっている[8]

また、2011年に死亡した癌患者について過失致死罪に問われていたシモンチーニは、2018年に5年の実刑判決を受けた[9]

脚注編集

  1. ^ http://www.myojin-kan.jp/simoncieni/
  2. ^ Evans, Kim (2009年4月15日). “Antibiotics Cause Cancer?”. Huffington Post. 2014年3月20日閲覧。
  3. ^ Parsley, David (2012年3月25日). “Dangerous ideas of doctor who defies baking soda cancer cure”. Daily Express. 2014年3月20日閲覧。
  4. ^ Simoncini, Tullio (August–September 2007). “Is the Cause of Cancer a Common Fungus?”. Nexus. 2014年3月23日閲覧。
  5. ^ Totnes cancer conference investigated by Trading Standards”. BBC News (2012年3月20日). 2014年3月20日閲覧。
  6. ^ Sodium Bicarbonate”. American Cancer Society. 2014年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月20日閲覧。
  7. ^ A Special Message for Cancer Patients Seeking "Alternative" Treatments”. Quackwatch (2013年9月21日). 2014年3月20日閲覧。
  8. ^ Lavinia, Gianvito (2006年5月21日). “Medico condannato: omicidio colposo” (Italian). Corriere della Sera (Milan). http://archiviostorico.corriere.it/2006/maggio/21/Medico_condannato_omicidio_colposo_co_10_060521029.shtml 
  9. ^ Doc gets 5 yrs for treating cancer”. ANSA.it (2018年1月15日). 2014年3月20日閲覧。